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いつもドラッグストアを利用する人、こんながっかりした経験ありませんか?
外出先で頭が痛くなったからいつも飲んでいるロキソニンを買いに最寄りのドラックストアへ行ったのに、ロキソニンがどこにも売ってなくて諦めて帰ってきたよ…
私は薬剤師さんがいるお店に行ったのに、今の時間は不在なので売ることができませんと言われたんだけど!いつも使ってる薬だから説明なんていらないのに。
せっかく足を運んだのに…と文句を言いたくなってしまいますよね。
でも、これにはちゃんと理由があるんです。
今回は、ドラッグストアに10年以上勤務経験のある筆者が
- 薬剤師販売の薬(ロキソニンやガスターなど)が売っているお店の見分け方
- ロキソニンが買えないときの対処法
など「欲しい薬が買えない」というドラッグストアでよくあるお悩みについて解決法を提案します!
薬剤師が不在だと買えない薬について知ろう
薬剤師がいないとロキソニンが買えない理由…
それはロキソニンが第1類医薬品だからです。
市販薬は、副作用のリスクの程度により「リスク区分」という区分に分かれています。
その中で要指導医薬品、第1類医薬品は薬剤師が使い方や安全性をきちんと情報提供した上で販売しなければならないと法律で義務付けられているため、
それらは薬剤師からしか買えません。
リスク区分についての詳しい内容は関連記事にまとめているので、興味のある人は読んでみてください↓
★あわせて読みたい→【現役ドラッグストア店員が解説します】市販薬を安心・安全に使うために知っておくべきこと3選
何回も買っている、いつも飲んでいるのに毎回飲み方の説明をされる理由は
その薬が薬剤師からの説明をきちんと聞いた上で使用しなければならない薬だからなんです。
急いでいるのに!飲んだことあるから説明はいらないんだよー!早く売って~!
いやいや…そういうわけにはいかないんですよ(泣)
そして薬剤師が不在の時、
ロキソニンが欲しいという目の前のお客様にお断りしなければならない登録販売者の私たちも、つらいんです…
でも、そこで根負けして薬剤師が不在にもかかわらず要指導医薬品・第1類医薬品を売ってしまうと
お店も店員もお客様も、法律違反をしたことになってしまいます。
(そもそも薬剤師販売の薬そのものも簡単に手に取れないようになっているので、物理的にも売ることは不可能なんですよね。)
★要指導医薬品と第1類医薬品(ロキソニンなど)の販売は、薬剤師の情報提供が法律で義務付けられている。
⇒そのため、薬剤師が不在のときに要指導医薬品や第1類医薬品を販売することは法律違反になるので、どんな理由があっても買うことは不可能!
というわけで要指導医薬品・第1類医薬品を買いたい場合は、薬剤師からの確認・説明があるので時間に余裕を持って買いに行くのがおすすめですよ。
薬剤師不在で欲しい薬を買えなかった場合の対処法
①薬剤師がいつ勤務しているのかを事前に確認する
要指導医薬品やと第1類医薬品(ロキソニンなど)は薬剤師が勤務している場所で、さらに薬剤師から直接買
具体的にはこんな場所です↓
- 薬剤師が勤務するドラックストア
- 調剤薬局が併設されているドラックストア
- 調剤薬局
昨今は登録販売者しか勤務していないドラッグストアも増えているので
ドラッグストアなら必ずロキソニンがあるのかというとそうではなく
中には取り扱っていないお店も多いです。
薬剤師が勤務していて、要指導医薬品や第1類医薬品を取り扱っている場所はどのように見分けるのかというと↓
- ドラックストアの場合、お店の入り口に薬剤師が居るという旨の表示があることが多い(例:「薬剤師出勤中です!」など)
- ドラッグストアや調剤薬局では、要指導医薬品や第1類医薬品の商品のポスターが貼ってあったりのぼり旗が出ていたりと、お店の外観を見ただけで分かりやすい目印がある場合が多い
このような分かりやすい表示が無い場合、実際売っているかどうかはお店に入ってみないと分かりません。
明らかに目印があるお店を選ぶのがベターです。
しかし、薬剤師の勤務人数が少なく、その人がお昼休憩や早上がりなどで不在の時間帯があるパターンもあります。
どうしても無駄足を踏みたくないときは、
買いに行く前にそのドラックストアや薬局に電話をして、薬剤師のいる日や時間帯を聞いてみましょう。
普段仕事をしていても、ロキソニンなどが売っているかどうかの問い合わせの電話はよくあります。
遠慮せず問い合わせてみてくださいね。
時間帯や曜日によって買える場合もありますよ!
②登録販売者に聞く
これはドラックストアの場合が多いですが
薬剤師が不在で薬が買えなかった…そんなときは諦めず、「代わりに飲める薬はありますか?」と、お店の登録販売者に聞いてくださいね!
そうすれば、同じ効果があるとは言い切れませんが、
飲んだことがある薬、体質や生活習慣などを確認した上で
「飲む回数が少ないほうが良い」などニーズに合った別の薬を紹介することができます。
なんだかよく分からないけど、とりあえず効くと思ってロキソニンを飲んでたのよね。
↑そんな人も多いかもしれないですが、
薬の効果はその時の体調や元々の体質が影響する場合があるので
実は違う薬の方が体質に合っていた!
こっちの方が飲む回数が少なくて使いやすい!
なんて新たな発見もあるかもしれません。
でも、登録販売者が対応するときの注意点もあります。
注意①受診が必要と判断される場合もある
登録販売者に相談しても、
その症状に対して合っている薬が薬剤師販売の薬しかなく、代わりに紹介できる薬がなかったり
症状によって、実は緊急性が高すぐにでも受診が必要という判断をされるケースもあります。
「代わりに紹介できる薬がない」例として、口唇ヘルペスやカンジタの再発治療薬などが該当します。
注意②法令順守の接客をしなければならない
実は、登録販売者は要指導医薬品や第1類医薬品について詳しい説明をしてはいけないという薬事法の縛りがあります。
(これは病院で処方されている医療用医薬品に関しても同じです。)
薬剤師販売の薬に関しては、登録販売者の立場からは一般的な効能効果や飲み方くらいしか伝えられないので
ロキソニンのことを詳しく聞きたかったのに、なんだかはぐらかされている気がしたよ。結局病院をすすめられたし…あの店員、何も分かってないんじゃないの?
なんて言われがちなんですが、
そんなときは、恐らく対応した登録販売者が法律に従った接客をしたため
曖昧な印象を受け取ってしまったのかもしれません。
分かっていないわけではないんですよ~(泣)
注意③その人って登録販売者?
そもそもドラッグストアにいる店員全員が登録販売者とは限りません。
またまた法律上、医薬品の接客は薬剤師及び登録販売者が対応するという決まりがあるため
声を掛けたのがたまたま資格を持っていない一般の店員さんだった場合、
接客対応を資格者にバトンタッチするので
実際に薬の相談をするまでに時間がかかる場合があります。
意外に知られていないんですけど…このような注意点は、ドラッグストアではよくあることなんです。
薬剤師がいないときは、対応が限られる場合もありますが
気軽に登録販売者に頼ってくださいね♪
まとめ
薬剤師がいる場所の見分け方と、欲しい薬を効率良く買うためのポイント、分かっていただけたでしょうか?
今まで書いてきたことは、実はドラックストアでは基本中の基本のことなんです。
今よりもっと多くの人が知ってほしいなぁと思っています。
今回の記事を読んだ方が、ドラッグストアをより快適に利用できるようになっていただければ幸いです!