【ドラッグストア管理栄養士が提案】鼻や目がつらい花粉症…早めにしておきたい対策とは？

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毎年この時期に多い相談が、花粉症について。

花粉症は秋にも小さなピークがやってきますが、メインとなるピークは２～４月が一般的です。

この記事では、ドラッグストアで働く管理栄養士・登録販売者の筆者目線から

• 花粉症の薬を選ぶコツ
• ドラッグストアで手に入る花粉症対策グッズの紹介
• 早めにすべき花粉症対策

など、身近で手軽にできる花粉症対策やコツを紹介していきます。

【現役ドラッグストア店員が教える】花粉症の薬を選ぶコツ

内服薬は症状や条件で選ぶのが◎

花粉症の内服薬は、このような種類があります↓

• アレルギー専用薬（第二世代とも言われています）
• 鼻炎薬（第一世代）
• 漢方薬（厳密に言うと鼻炎薬のうちに入ります）

内服薬は鼻の症状がつらい方におすすめすることが多いのですが、

選ぶコツは「症状」と、副作用の出方や服用回数など「条件」をはっきりさせること。

こちらはドラッグストアでよくあるケースで簡単に分けたものです↓

• アレルギー専用薬→ピーク時に備えて準備しておきたい、いつも花粉症の時期に症状が酷くなる場合
• 鼻炎薬→既に症状がつらくて直ぐになんとかしたい・鼻の症状が花粉症のせいなのか風邪なのか判断できない場合
• 漢方薬→眠気や口の渇きなどの副作用を避けたい

このような選び分けができます。

さらに、１日何回飲みたい（飲める）かによって選ぶのもひとつの方法。

学生さんやお昼休憩が決まった時間に取りづらい仕事の人なら、１日１～２回の薬を選ぶと

用法・容量通りに飲めて、結果的に薬の効果をきちんと発揮しやすくなります。

点鼻薬は鼻詰まりが酷い場合におすすめ

点鼻薬は、鼻詰まりや鼻の炎症が酷い場合に内服薬と併用するのをおすすめしています。

• 鼻の膨張した血管を収縮させて鼻詰まりを改善する
• ステロイド成分により鼻の中の炎症を抑える
• 抗アレルギー成分によりくしゃみなどのアレルギー反応を抑える

↑市販では、このような成分の点鼻薬がほとんどです。

「値段が高いから良い」という訳ではなく、症状に合わせて選びたい薬なので

市販薬から選ぶ場合は薬剤師や登録販売者に症状と内服薬の種類を伝えて、相性の良い点鼻薬を選んでもらうと良いと思います。

★あわせて読みたい→【現役ドラッグストア店員が解説します】市販薬を安心・安全に使うために知っておくべきこと３選

目薬・洗顔薬は価格帯や使用感に違いあり

ドラッグストア店員の目線から持論を展開してしまうのですが…

内服薬や点鼻薬とは違い、目薬は内容成分によって価格帯が分かれている傾向があるように感じます。

というのも、500円以下の目薬だと抗ヒスタミン剤（かゆみや赤みを抑える）とビタミン・アミノ酸成分のみで構成されているものが多いし

2000円くらいの高単価目薬は、抗ヒスタミン成分だけでなく抗アレルギー成分や抗炎症成分など有効成分が組み合わさってより内容が充実しているものが多いです。

そして本当に目の症状が辛い人は、例え値段が高くても効き目を重視して目薬を購入しているケースをよく目にします。

目薬を選ぶ際は、目の症状の強さと妥協できる価格を掛け合わせて選ぶようにしましょう。

洗眼薬に関しては、花粉の時期になると「花粉・アレルギー用」と称しているものをよく目にしますが

通常の洗眼薬と内容は大きく違う訳ではありません。

洗眼薬の場合は成分よりも、目に着いた花粉を「洗い流す」目的で使用するものなので

普段使い慣れているものや使用感（しみにくいもの、逆にクール感が強いものなど）で選ぶと良いでしょう。

ドラッグストアで手に入る！おすすめ花粉対策グッズ

症状や体質など個人に合わせて選んでほしい内服薬や目薬などに対して、

基本的に幅広くおすすめできる「花粉対策グッズ」は知っているのと知らないのとでは大違い。

ドラッグストアやネットで見つけたら是非試してほしい、花粉飛散のピーク時にはもう手に入らない可能性も高い花粉対策グッズを3つ紹介します。

①花粉症用メガネ

花粉を身体からガードするというのは、基本的な花粉対策です。

その方法のひとつが「花粉症用メガネをかけて目からの花粉の侵入を防ぐ」こと。

花粉症用メガネは、ゴーグルのように目周りの隙間をガードしてくれる形のもの。

子ども用もあります。↓

ジンズなど、眼鏡屋さんにも花粉用メガネの取り扱いがあります。↓

顔へのフィット感やデザイン性などを重視する方は、眼鏡屋さんの花粉用メガネも良さそうです。

ドラッグストアやAmazon・楽天などでは比較的安価のものが手に入りやすいので、ひとまず試したい方はこちらもおすすめ。

②鼻周り用クリーム（ワセリン）

花粉の飛散が多い日は、マスク着用だけでは不安なときもありますよね。

そんな時におすすめなのが、「鼻周り用クリーム」です。

↑鼻の中（入口部分）に塗るだけで、花粉の侵入を防いでくれるものです。

ちなみにワセリンでも代用OK。

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鼻周りに塗っておくことでワセリンのベタベタが鼻へ侵入しようとする花粉をキャッチしてくれる、と言われています。

ちなみにワセリンは全身に使用できるので、花粉症で目の痒みが酷い方は目の周りに薄くワセリンを塗っておくのもおすすめです。

★あわせて読みたい→【ドラッグストア店員おすすめ】手荒れに最強のハンドクリームは？ママ用に最適◎ちょっとした出産祝いにも！

③花粉バリア用スプレー

顔や服に直接吹きかけて、イオンの力で花粉を寄せ付けないという「花粉バリアスプレー」も１つ持っておくと安心。

顔だけでなく、服の上からもOKで全身に使えるものもあります。↓

花粉を衣類に付けない、という観点では「静電気防止スプレー」もあればもっと安心ですね。

スプレーは、シーズン初めにひとまず手に入れておきたい商品のひとつ。

目に見えないので効果は人それぞれかもしれないですが、

出先で薬を持ち合わせていなかったり、薬を飲み忘れたときに便利だし

風邪薬など他の薬を飲んでいる間は花粉症用の薬を飲めない場合もあるので、体内に花粉が入らないようにする手段の一つとしてはとても心強いアイテム。

【まとめ】早めにすべき花粉症対策とは

花粉対策の市販薬やグッズについて紹介・解説してみました。

早めにできる花粉症対策をまとめると、

• 第二世代の市販薬を、症状の出初めに速やかに服用する
• 花粉対策の市販薬（内服・点鼻・目薬・洗顔薬など）やスプレーなどの花粉対策グッズを早めに購入し備えておく

↑この２つが超重要だと思います！

毎年の花粉の時期に向けて、早めの準備と対策をしましょう。