筆者は2人の息子を育てるワーママです。
今回は発達ゆっくりの次男が、3歳7ヶ月で発達検査を受けることになった経緯をまとめた記事になります。
子どもの発達に心配を抱えている人や、発達検査を受ける目安が分からない人の参考になると思いますので
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
実際の発達検査の項目や結果については、別の記事にまとめる予定なのでそちらも併せて読んでみてくださいね。
発達検査に至った経緯…きっかけは進まないトイトレ
生後9~10ヶ月健診のときから発達ゆっくりで、大きい病院に紹介状を書かれたりしていた次男。
★あわせて読みたい→【体験談】9~10ヵ月健診はいつ受ける?発達ゆっくりの次男が引っかかった項目とは?神経科を紹介された話
しかし、ゆっくりながらもお座り・立つ・歩く・話すなど
特に保育園に通い出してからどんどんできることが増えており、発達に関して特に不安に思うことなく過ごしていましたが
年少クラスに進級を控えた頃から、なかなか進まないトイレトレーニングをきっかけに一気に発達に不安を感じ始めそれが日に日に大きくなる一方となりました。
というのも、2歳半を過ぎたあたりから比較的ゆっくり始めたトイトレでしたが
「トイレに座る」ということ以外全くできないのです(実はもうすぐ4歳の今も状況変わらず…)。
いくら言葉で伝えても、長男のトイレに行く姿を見せても、保育園の先生に協力してもらっても
「トイレで排泄する」ということができない…
この子は「したくなくてしない」のか「そもそも理解できていない」のか…
理解できないのであれば、もはや年少になるのにさすがに違和感…
このように、どんどん不安は大きくなっていき
保育園の先生に相談をしていましたが、先生もたくさんの子どもたちを保育しているので次男にばかり構ってもいられません。
こればっかりは、「タイミング」の問題なので…
無理強いもできないですし、もう少し様子を見てみてはどうでしょうか?
家庭ではトイトレがヒートアップしていき、あまりにも状況が変わらないため
母である私は悲しいやらイライラやら心配やら、それはもう精神不安定に(今思うと、次男に申し訳なかったと反省しています…)。
そして迎えた市の3歳半健診
私の精神的不安が募る中迎えた3歳半健診では、特に引っかかる項目はなかったものの
母である私がトイトレが進まな過ぎて不安で仕方がないという気持ちを訴えたところ
ではお母さん、念のため行政でできる発達検査を受けてみますか?
順番待ちにはなってしまいますが…
このように市の保健師さんから発達検査を受けることを提案していただき、検査を受けることになったのです。
後日談ですが、実際に発達検査を受けられたのはこの時から2ヶ月以上先でした(!)。
専門の臨床心理士さんが検査を実施・結果報告などをするため
検査日が限定されており、かつ検査を受ける子どもも多いのかなという印象でした。
すぐに受けられるわけじゃなかった…逆に言うと緊急を要する感じでもなかったのかな?と前向きに考えるようにしてました。
発達検査までの期間にある「家庭訪問」と「保育園訪問」
その2ヵ月の間には担当の保健師さんによる「家庭訪問」と「保育園訪問」が実施されました。
家庭訪問は1時間程で、
- 普段の家での様子の再確認
- 生活習慣・困っていることについて保健師さんから細かく聞きとり
- 普段読んでいる絵本やおもちゃで少し遊びながら行動の特徴を観察
↑このようなことをしながら、私・次男・保健師さん3人で過ごしました。
その2週間後くらいに次男が通っている保育園訪問があり、
- お友達とのコミュニケーションの様子
- 着替え・食事・トイレなど身の回りのことができているか
- 担任の先生への次男についての聞き取り
↑このような確認があったそうです。
いきなり検査!という訳ではなく、次男の普段の様子も見た上で総合的に判断する流れになっていました。
発達検査のタイミングについて考察してみた
そして2ヵ月後、無事に発達検査を終えることができました。
※検査当日の様子や結果は別記事にて公開予定です。
結果が出るまでの1週間はとても気が気ではありませんでしたが、
平均約6ヶ月の遅れがあるものの「年齢相応の発達と言える」という結果に。
ひとまずホッとしました。
ただ次男は、「できることと苦手なことが極端」ということも分かりました。
- 経験の少ない(無い)ことに関しては苦手
- 目で見る情報の処理は年齢以上だが、耳で聞いた情報を理解して行動に移すのが苦手
いわゆる「発達の凸凹がある」と言える子だそうです。
★あわせて読みたい→【体験談】子供が生後7ヵ月を過ぎてもお座りできない…発達ゆっくり次男の成長記録と母の心境まとめ①
その結果を受けて保健師さんに言われたのが、
次男君は、家庭訪問や保育園訪問の中では発達に関して特に問題なく見えていました。
保育園の先生も、次男君に関して困っていることは何もないと仰っていたくらいです。
でも結果として、「お絵描きや折り紙など経験の少ないことが苦手」「耳で聞いた情報を行動に移すのが苦手」ということがはっきり分かったということから
保健師さんからは「今のタイミングで検査を受けて良かった」とお話していただきました。
小学校入学後にこれが分かってしまうと、練習期間も無いし本人も苦しいし…大変だったと思います。
周りからは散々、検査を受けるなんて大袈裟!焦らずに様子見てれば良いとか色々言われながらも
母である私だけが感じた違和感を頼りに受けた発達検査だったので、このような言葉にはとても救われました。
お母さんの勘は信じて良い、と心から思います。
受けて何もなければそれで良し!(病院もね)なのです。
発達検査後の保育園面談にて複雑な心境に…
発達検査終了後、後日文書で結果を郵送していただきました。
結果を保育園と共有して、今後次男とどうやって関わっていくか相談すべく個人面談を実施。
そこで園長先生からまさかの提案が…
年度ごとの申込みなので年中さんからになるのですが、次男君に個別のサポートを付けてみませんか?
要するに、「加配を付けたらどうか」ということでした。
正直言うと、その話が出たときに安心している自分がいる反面
ショックを受けている自分もいました。
ただ加配制度の管轄は自治体によるものなので、捉える範囲も自治体により様々なようで
私の住んでいる自治体では近年から加配のサポートを受けられる範囲が広がり、
いわゆる発達グレーや発達の凸凹がある場合でも(申請して許可が下りれば)利用できるようになったとのこと。
保育園からの説明を聞いているうちに、むしろ次男のための個別サポートが無料で受けられ
それによって次男は楽しく安心して保育園に通えるのでは…と頭の中を整理できました。
「加配」と聞くと構えてしまいますが、前向きに捉えるようにしました!
今現在は、来年度からサポートを受けるための申請中です。
最近は保育園に行き渋ることも増えてきたので、無事にサポートを受けられるといいなと考えています。
まとめ
マイペースな次男が発達検査を受けたきっかけや、親である私が結果を振り返って感じた個人的な想いなどをまとめてみました。
発達ゆっくりとはいえ、4歳を目前にしてどんどん自我が芽生えて主張が強くなってきた次男。
彼も彼なりのペースで毎日すくすくと成長しています。
今はそのペースに寄り添っていけるよう、自分自身も親として成長していかねば…と思っています。(なかなかうまくはいかないけどねw)
この記事が、同じような境遇の人たちの参考のひとつになれば幸いです。
次男のその後については、これからも発信していきたいと思います!