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子どもの発達がゆっくりで心配な人、
「シャフリングベビー」や「いざりっ子」という言葉は知っていますか?
シャフリングベビー(いざりっ子)は定型発達のひとつですが、
運動面の発達がゆっくりだったり個性的なのが特徴。
筆者の次男がまさにそれで、
お座りが生後10ヵ月後半、歩いたのが1歳7ヶ月を過ぎてからでした。
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特にお座りの完成時期が遅く、かかりつけ小児科の先生から
次男君は、「シャフリング」というタイプだと思います。
と言われました。
この記事では、筆者の次男を具体例として
あまり知られていない定型発達のひとつである「シャフリングベビー」について調べたことや分かったことなどをまとめていきたいと思います。
シャフリングベビーのこと、息子たちの保育園の園長先生を含む先生方や現役保育士の友人も知らなかったんです。このことにちょっと驚いてしまって。
保育士さんはもちろん、たくさんの人に知っていてほしいという思いから記事にしました!
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シャフリングベビーとは?
シャフリングベビーはいざりっ子とも呼ばれ
その定義がこちらです↓
シャフリングベビーとは、乳児期後半でもよつんばいのハイハイをせず、お座り姿勢のまま移動する赤ちゃんのことです。歩き始めが遅いという特徴もあるため心配する保護者もいるようですが、近年ではハイハイの一種として認知されつつあります。
出典:株式会社LITALICO, LITALICO発達ナビ(https://h-navi.jp/)・シャフリングベビーとは?特徴やハイハイをしない原因、その後の発達や障害の可能性、相談先について【LITALICO発達ナビ】 (h-navi.jp)より引用
筆者がこの言葉を初めて知ったのは、
なかなかお座りができない次男のことが心配で心配で
何かの病気なんじゃないかと検索魔になっていた頃。
ただ、「お座り姿勢のまま移動する」というのが主な特徴でよく出てくることから
そもそもお座りが遅い次男はシャフリングベビーに当てはまるとは言えない気もして
なんとなく頭の隅に追いやっていた言葉でもありました。
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「シャフリング」の可能性を指摘されたフォロー健診
そんな中、生後9ヶ月時の健診でもお座りができなかった次男は
経過を診るフォロー健診のため、翌月に再受診となりました。
そのときもまだお座りができなかった次男を診察して、かかりつけ小児科の先生から
次男君は、運動面の発達はゆっくりだけど精神面の発達は月齢相応のようです。
地面に足をくっつけたがらない感じなどから、「シャフリング」というタイプなんだと思います。
こんなことを言われました。
特徴は色々のシャフリングベビー
「シャフリングベビー=お座りの姿勢で移動する」という前情報しか頭になかったので戸惑いましたが、
改めて調べると、シャフリングベビーの特徴は座りながら移動するだけじゃなかったんです。
シャフリングベビーには座った姿勢で移動をしたがる以外にも、以下のような特徴があるそうです。
1. 首すわりから腰すわりまでの神経発達は定型的
2. 寝返りを始める時期が遅い、もしくは寝返りをしない
3. うつぶせの姿勢を嫌う
4. 足を床につけるのを嫌がる
5. 脇を支えて持ちあげても脚は伸ばさず、お座り姿勢のまま
6. 一般的なハイハイはしない
出典:株式会社LITALICO, LITALICO発達ナビ(https://h-navi.jp/)・シャフリングベビーとは?特徴やハイハイをしない原因、その後の発達や障害の可能性、相談先について【LITALICO発達ナビ】 (h-navi.jp)より引用
次男は生後10ヵ月時点で、
4.足を床につけるのを嫌がる
5.脇を支えて持ちあげても脚は伸ばさない
という特徴に当てはまっていたということで、「シャフリングベビー」の可能性を指摘されたのでした。
シャフリングベビーは歩き出しがゆっくりの場合が多い
シャフリングは性格的なもので、正常な発達のひとつなんです。
ただ、歩き出しが1歳半~2歳くらい…ちょっと遅くなる場合が多いです。
歩き出しがかなり遅くなるのか…心配…
これからどうなっちゃうの…?
比べちゃいけないと頭では分かりつつ
長男が発達が早い子で、11ヵ月で歩き出し1歳過ぎには走っていたくらいだったことや
半年後には保育園の入園が控えていたので
正直、不安で押しつぶされそうな気持ちがいつも頭の隅にありました。
全ての定義にあてはまらなくてもシャフリングって言えるの?
その後のエピソードから、結果的に次男はシャフリングベビーだということを確信するのですが
最初は、次男はそもそもお座りまでの発達が平均的ではないことや
寝返りは平均的(生後4ヵ月くらいでした)だし、うつ伏せは大好きということから
↑の4と5の特徴以外はシャフリングの定義には当てはまっていない(むしろ真逆)ので
次男は、本当にシャフリングベビーって言えるのかな…?
病気だったらどうしよう…
診断は受けたものの、腑に落ちなくてモヤモヤしていました。
その後、念のためこども総合病院に紹介状を書かれてそちらも受診しましたが
精密検査などは特に行わず、先生の長年の勘(?)で
ただ発達がゆっくりなだけだろうということで、経過観察になっていました。
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結局、生後11ヵ月目前で急にお座りをすることができました。
詳しくは関連記事からどうぞ↓
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次男がシャフリングベビーということに納得できたきっかけ①
やはり、1歳を過ぎても歩く気配が全く無いマイペース次男。
そんな中、次男が風邪を引いてしまい
かかりつけの小児科が休診日のため、長男をよく連れていく別の小児科を受診したときのこと。
何気なく、1歳を過ぎたばかりの次男の発達について聞かれたので
お座りをしたのが遅く、つかまり立ち、伝い歩きはするものの
なかなか手を離して歩こうとしないことを伝えると…
ゆっくり慎重な性格なのね。
座ったまま移動したりしてない?
あっ…「座ったまま移動」ってシャフリングのことだ!
この先生も、次男はシャフリングベビーだと感じたのかな?
座ったまま移動=シャフリングに関する質問をされたので、
正直、この時点でやっと納得することができました。
次男がシャフリングベビーということに納得できたきっかけ②
さらに納得がいったエピソードは、
保育園の水遊びで、人口芝生が足の裏に触れることを極端に嫌がっていたということ。
次男君、足に芝生が触れる感触が余程嫌だったようで
自分で水遊びに使うバケツを靴のように履いて足をガードしていましたよ!
足の裏の感覚が過敏という、シャフリングベビーの特徴のひとつにピッタリ当てはまっていました。
ちなみに子どもたちが通っている保育園には、
「シャフリングベビー」について把握している先生は、園長先生も含めて誰も居ませんでした(言葉として聞いたことはある、という程度でした)。
この出来事が、当記事を書くきっかけにもなりました!
まとめ
というわけで筆者の次男を例に、シャフリングベビーについてまとめてみました。
この経験を通して実感したことはこちら↓
- 全ての定義に100%当てはまらなくても、シャフリングベビーである場合もあるということ
- 乳児健診を受けることの大切さ
- 小児科医の「勘」は侮れないということ
この3つのポイントを、子どもの発達に悩んでいるママ・パパと共有したいです。
結果的には定型発達であるシャフリングは、その子の個性のひとつ。
保育士さんでも知らなかったこの言葉とその意味を、きちんと知る機会があったら
子どもの成長や発達で悩む人たちが、もうちょっと楽な気持ちで子育てができるんじゃないかなぁと思うのです。
この記事が、子どもの発達に悩んでいる人の行動や考え方の手助けになれば幸いです!
★あわせて読みたい→【体験談】9~10ヵ月健診はいつ受ける?発達ゆっくりの次男が引っかかった項目とは?神経科を紹介された話