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筆者が勤めるドラッグストアで相談されるママたちのお悩みの中のひとつが、「離乳食の好き嫌い」。
サツマイモやバナナは喜んで食べるのに、
緑の野菜類を差し出すと頑なに口を開けてくれないんです…
苦手なものはオエーっとなるので、のどに詰まらせるのではとハラハラするんですよね…
一生懸命作ったものに限って食べてくれないし、離乳食って本当に大変ですよね…
これなら食べてくれるよね!と、わりと自信があっても
いざ食べさせようとすると一口も食べてくれなかった…なんてこともよく聞く話です。
ちなみに筆者の息子たちが離乳食期に特に苦手だった食材がこちら↓
- 卵黄(食感ボソボソ)
- トマト(酸味と青臭さ)
- なす(独特な味と食感)
これらが苦手な赤ちゃんは、筆者の息子たちだけではないはず。
この記事では管理栄養士の筆者が、離乳食の好き嫌いが多い子対策を紹介。
苦手な食材としてよく聞く「卵黄」「トマト」「なす」を具体例として、
これを組み合わせたら食べてくれた!という「食材と食材の組み合わせ」を中心に解説していきたいと思います。
失敗しながら色々試しました!
好みもあるかもしれないですが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
★あわせて読みたい→脱マンネリ!管理栄養士おすすめ離乳食メニュー5選☆離乳食後期の前半編①
★あわせて読みたい→脱マンネリ!管理栄養士おすすめ離乳食メニュー5選☆離乳食後期の前半編②
【好き嫌い対策①卵黄】混ぜるのはおかゆだけじゃない
まず意外と苦戦したのが、卵黄です。
独特のボソボソした感じや淡白な味が嫌だったのかな…?
まず王道は、卵黄×おかゆの組み合わせですが
最初の少量のうちは食べさせやすいんですが、筆者の息子たちの場合
与える量を増やしていくにつれてだんだん食べるのを嫌がり出してしまいました。
でも、卵は3大アレルギーの1つ。
アレルギーが出ないかきちんと確認する目的で、離乳食期に卵黄1個分は与えてみなければいけませんよね。
卵黄丸々1個分は約20g…赤ちゃんにとっては結構な量です。
そんな卵黄を食べやすくしてくれた食材はこちら↓
- さつまいも
- かぼちゃ
- とうもろこし
これらと混ぜるとわりとすんなりと食べてくれました。
さつまいもとかぼちゃは、離乳食の最強アイテムと言っても過言ではありません!
その甘味が卵黄独特の風味をマイルドにしてくれて、ホクホク感が卵黄のボソボソをごまかしてくれます。
そのまま混ぜ合わせただけだと水分が少なすぎる場合があるので
月齢に合わせて、湯冷ましやミルクなどでなめらかさを調整してくださいね。
また卵黄は、とうもろこしのペーストやベビーフードに混ぜても食べやすくなります。
ちなみにとうもろこしには必須アミノ酸のリジンが少ないという欠点があるのですが、卵黄はそのリジンを多く含むため
卵黄×とうもろこしは栄養面においても相性の良い組み合わせになります。
さつまいも・かぼちゃ・とうもろこし、どの食材も生から調理しても良いのですが
筆者は楽したいので(笑)、野菜フレークやベビーフードを活用していました。
便利なものは、どんどん活用しましょう!
【好き嫌い対策②トマト】意外⁉かぼちゃとの相性◎
トマトは、その酸味や青臭さが苦手な赤ちゃんも多いはず。
次男は初めてトマトを食べさせたとき、しかめっ面をしてました(笑)
離乳食がある程度進めば、コンソメスープにひっそり混ぜたりジャムに混ぜたりと対策のバリエーションがあるのですが
初期~中期は基本的に味付けをしないので難しいですよね。
そこでまたまた登場!救世主かぼちゃさんです。
意外かもしれませんが、トマトはかぼちゃとの相性がばっちり◎!
味がマイルドになり、トマトの酸味や青臭みが誤魔化されます。
初期~中期の場合は、かぼちゃの硬さの調整をトマトでできちゃうので簡単!
栄養価もアップします。
ちなみにトマトは、りんごなどの果物に混ぜるのも良いのですが
酸味が強い場合は逆に酸っぱさが際立ってしまうことも。
トマト×果物の場合は、糖度が高めのものを選んだり甘味が安定しているベビーフードの果物を使うのがおすすめです。
★あわせて読みたい→【離乳食の時期別に解説】本当に使いやすい離乳食の食器は?IKEA・100均・ニトリで揃えるおすすめ離乳食食器
【好き嫌い対策③ナス】えぐみにはまろやかさをプラス
息子たちがこれまた変な顔で食べていたのが、ナス。
味は淡白ですが、えぐみのある野菜のひとつです。
食感も、初期のトロトロの形状はまだ食べやすかったようなのですが、
中期になりみじん切りに切り替えると嫌がるようになってしまいました。
そんなナスと相性が良かったのが、乳製品のトップバッター「カッテージチーズ」です。
カッテージチーズは手作りもできますが、筆者は楽したいので(※2回目。笑)市販のものを使用しました。
カッテージチーズのまろやかさとほどよい塩味が、ナスのえぐみをうまく隠してくれます。
また、とろとろふわふわのナスとほろほろのカッテージチーズは食感の違うもの同士、お互いが良いアクセントになってくれます。
トマトとの相性も良いので「ナス+トマト+カッテージチーズ」で、洋風和えにしてもおいしいです。
(筆者の次男の場合はトマトが苦手なのでダメでしたが、長男は大好きな組み合わせでした)
ちなみに離乳食でナスを与える場合…
- しっかりアク抜きをする
- 黒く変色したナスを使用しない
こういったポイントも抑えておきましょう。
アク抜きする際は、栄養が溶け出さないように10分程度水にさらしてくださいね。
まとめ
食材のバリエーションを増やしていきつつ、大きさや硬さを後期~完了期に向けて調整していく「離乳食」は、
ただでさえ手間がかかりますが、好き嫌いが多いとさらに大変ですよね。
★あわせて読みたい→【管理栄養士が教える離乳食】食材の固さ・大きさ簡単ステップアップ術
離乳食の好き嫌い対策の中で、食材×食材を組み合わせる方法はとても簡単なやり方なので
気軽に試してみてくださいね。
適度に手を抜きながら、ママも赤ちゃんも楽しく過ごせる離乳食の時間を♪
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