※本ページはプロモーション広告が含まれています※
毎年と言っていいほど、流行する時期がやってくる手足口病。
2人の息子を育てる筆者ですが、長男が2歳手前の夏とその2ヶ月後
手足口病になんと2回感染。
1回目のときは自分もうつってしまい、本当に大変な目に遭いました…
今回の記事は、手足口病に母子共に感染した体験をもとに
- 手足口病にかかるとどうなる?子ども編・大人編
- 手足口病に感染しないための対策
- 手足口病になってしまった時のおすすめの食事
このような内容について、管理栄養士×登録販売者×ママの視点で解説していきたいと思います!
手足口病…私の中で、大人に感染したらかなり辛い感染症ナンバー1(胃腸炎も同点1位)です…
長男→私に感染した原因が明らかだったので、悔やむばかり。
多くの人の参考になればと思います!
【体験談】2019年7月・母子共に手足口病に…経過は?
保育園経由で長男が手足口病に…
事の発端は、「保育園で手足口病のお子さんがいます」と掲示されたこと。
手足口病か…確か、私も小さいときにかかったって母親が言ってたなぁ。
…なんて呑気に思っていたのも束の間、長男が38度の熱を出して保育園から呼び出しが。
頻繁に高熱を出していた長男は、熱があっても比較的元気で食欲もあることがほとんど。
帰宅後も特に熱以外に変わった様子も無く、時刻は夕方で小児科の受付も終了間近だったということもあり
自宅で様子を見ていました。
しかしいつもと違って様子がおかしいと感じたのは、夕食時でした。
普通に食事をしていたと思ったら、珍しく急にウトウトし出して眠ってしまったのです。
あらら…と思って長男を抱っこすると、めちゃくちゃ熱い…!
そして呼吸も苦しそうでかなりぐったりしていました。
熱を測ると、なんと39度超え!
ついさっきまで38度くらいで元気だったのにと、さすがに心配になり
夜間救急を受診しましたが、診断は夏風邪。
保育園で手足口病が出始めたってことだけど、手足口病なら高熱が出るケースは少ないし
お子さんに発疹は見当たらないんだよね。
喉が赤いから…夏風邪だと思いますよ。
けいれんが起きている様子もないし、受診時には起きて大泣きした長男。
髄膜炎や脳炎などの所見もなく、眠っているなら体力回復をしようとしている証拠だから大丈夫と言われ
念のため解熱剤を処方されて診察は終了し帰宅しました。
そもそも手足口病の症状として知られているのは↓
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。
出典:厚生労働省HPより
というわけで、
- 手足口病は発熱しても高熱は出ないという固定観念があった
- 長男は頻繁に熱を出す体質だった
- 発熱しても手足口病の特徴である発疹が出ていなかった
こういった理由から、手足口病じゃなくてただの風邪かも…という安易な考えで看病してしまいました。
★あわせて読みたい→子供がよく風邪を引く…対策はR-1ヨーグルト!2歳児からR-1を食べ続けた息子の成長記録
3日くらいかけて徐々に熱が下がり、夏場ということもあってかなり汗をかいていたので
平熱に近いタイミングで私が長男をお風呂に入れました。
この行動を後々とても後悔することになります…
熱が下がったので一安心と思いきや
何故かやけに不機嫌で食事を用意してもほとんど食べないという現象が…
口の中をよく見ると、口内炎を発見…!
さらによく見ると、足に赤い発疹が。
この時点で手足口病を確信し(遅)、今度はかかりつけの小児科を受診しました。
手足口病で間違いないですね。夜間救急の時点では診断は難しかったかな~。
まさかというかやっぱりというか、長男は手足口病に感染していたのです。
発疹はみるみるうちに増えていき、その発疹が痛かったようで不機嫌MAX!
食事もほとんど食べられず、水分だけはこまめにとらせつつ
完治するまでトータルで1週間程、保育園をお休みしました。
私(大人)に感染しました…
長男の症状が落ち着いたころ、今度は私に異変が。
夕食中に急に食欲が無くなり
なんかおかしい…と感じて熱を測ると38度。
とっても嫌な予感がして早めに寝ましたが、翌日も熱は38度台から下がらず
それはもう立っているのも辛いくらいの全身倦怠感に襲われました。
これはやばいと思って受診し、病院で熱を測ったら39度に!
長男の手足口病のことを医師に伝えましたが、発疹が無い状態で確定診断ができないということで
解熱剤を処方されて終了(ほぼ長男と同じ経過と結果)。
しかしここも手足口病の厄介なところなのか
私の場合、解熱剤を飲んでも全く効かず
熱がかなり高いという訳でもないのに、起き上がっていられないくらい身体がだるかったです。
翌日になっても熱とその倦怠感が強かったので、再受診して栄養剤を点滴してもらいました(あまり効かなかったけど)。
熱と倦怠感が2日間くらいかけて落ち着き、その後口内炎や手足に発疹が出没。
口内炎は唾をのみ込むのも辛く、手足は何かを掴んだり歩くのも辛いくらいの痛みがさらに約5日間も続きました。
そして私が一番気にしていたのが…
なお、近年、コクサッキ―ウイルスA6感染により手足口病の症状が消失してから、1か月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。
出典:厚生労働省HPより
この「手足の爪が取れる(かもしれない)」ということ!怖っ!!
しかし私の場合は、発疹ができて1ヶ月後
まず爪の中にできたらしき発疹の跡の皮が剥けて、その部分が白くなりました。
爪が剥がれるかもという恐怖と心配をよそに、そこまでは至らず
爪が伸びていくうちにすっかり元通りになりました。
ちなみに長男も、手足の発疹が治ると同時に皮が剥けて徐々に元の皮膚の状態に戻っていきました。
治ってからも1ヵ月くらいは、爪が取れたらどうしようという恐怖に怯えていました…
大人への感染を防ぐには?
筆者が長男から手足口病がうつってしまった原因として心当たりがあるのがこちらです↓
- 実は手足口病に感染中だった長男と一緒にお風呂(湯船)に入ってしまった
- 家の中ではマスクをしていなかった
- 素手でおむつ替えをしていた
おそらく決定的な原因は1のお風呂。
その証拠に、たまたま仕事の都合で長男とお風呂に入っていない夫は
ノーマスクでも感染は免れました(手洗いやおむつ替え時の手袋はやっていた)。
また、かかりつけ小児科の先生からこんな話をされていました↓
手足口病は、発疹の水泡の中にウイルスがたくさん潜んでいます。
水泡は決して潰さないようにね。潰れてしまったら素手で触らない方が良いですよ。
というわけで、手足口病に大人や兄弟姉妹ができるかぎり感染しないようにするためのポイントがこちらです↓
保育園や幼稚園など集団生活の場で手足口病の例が出たら(←ココ重要!)、
- お風呂の時は念のため湯船に一緒に入ることを避ける
- おむつ替えは素手でしない
- できれば家の中でもマスク着用
- ひたすらこまめに手洗い・消毒
もはやいかなる感染症にも当てはまることですね。
ちなみに手足口病の場合、治っても1ヶ月くらいは排泄物の中にウイルスが付いている場合があるとのことで
おむつ替えの際は面倒くさがらず、しばらくは使い捨て手袋を着用しましょう!
我が家では、こんな特徴のナースリーのプラスチック手袋を愛用中↓
- 安い
- 手にフィットする
- 多少濡れた手(洗って拭いたばかりの手など)でもはめやすい
シャカシャカした手袋が苦手な方にも、是非試していただきたいです↓
手足口病のときの食事はどうする?
手足口病の特徴のひとつが口内炎です。
私もそうだったんですが、喉にも口内炎のようなものができるのでとにかく食事が辛い…
まず子どもの場合から、この時食べられたものをまとめると…↓
- アンパンマンパン
- 森永 野菜ジュレ
- ベビーダノン(普通のヨーグルトは×でした)
- うどん
- 豆腐
↑この写真は治りかけのとき。
種類を多めに用意して、一口ずつ試して食べられそうなものを食べさせていました。
長男も、「お腹が空いているのに口や喉が痛くて食べられない」という辛い状況なので
もどかしさが伝わってきてとても心が痛みました。
ちなみに大人の場合はこちら↓
- ゼリー
- 牛乳
- おかゆ
- 常温の水
噓のようですが、本当にこれしか食べられませんでした。
個人差があるようですが、私が感染したときは喉や耳と喉の間くらいまで口内炎(?)ができてしまい
とにかく何を口にしても痛くて痛くて…(涙)
共通のポイントはこちら↓
- のど越しが良いもの
- 熱すぎず冷たすぎず常温のもの
- 薄味のもの(「だし」が意外に口内炎にしみた)
そして長男も私も5日間くらいまともに食事が摂れませんでしたが、
水分補給だけは意識し、しっかりこまめに行いながら安静にするようにしていたら
衰弱することはありませんでした。
ほとんど食べられなくても、数日なら大丈夫でした!
時間を気にせず、食べられるものをちょこちょこ食べさせるのがコツです。
★あわせて読みたい→【管理栄養士が解説】子どもが風邪のときの食事…熱や咳がある場合どうする?症状別の食事ポイント
感染対策ポイントのまとめ
1回目の感染時は見事に私もうつってしまいましたが、
発疹痕の皮剥けなどがやっと落ち着いてきたころ(約2ヵ月後)に
なんと長男、手足口病に2度目の感染…
しかし1回目の感染対策を意識して看病したのが功を奏してか、2回目は大人への感染は免れました!
長男の症状も、1回目よりも軽く短期間で治ったのでほっと一安心。
手足口病の原因となるウイルスはいくつか種類があることや、何回かかかった場合の免疫力も関係しているのかな?というのは個人的な考察です。
この記事で紹介した感染対策のポイントを頭に入れつつ、
我が家の場合は、手足口病の一般的な症状とは異なる「39度以上の高熱」という症状もあったというのも知ってほしいポイントです。
初期の段階ではお医者さんすら判断が難しい手足口病。
夏の流行時期は特に、一般的な手足口病の症状に一致しなくても
常に手足口病の疑いをかけるくらい敏感になることで、できる限り家庭内感染を防ぎましょう!
手足口病にかかってしまった場合の食事も、参考にしていただければ幸いです。