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偏頭痛の前兆のひとつ、目の前にキラキラやギザギザした光のようなものが見える「閃輝暗点(せんきあんてん)」って知っていますか?
通常であれば閃輝暗点は偏頭痛と結びついて起こるものですが、
筆者は妊娠中に、閃輝暗点後の頭痛がほとんどない…すなわち偏頭痛の前兆のみが起こるというちょっとおかしな経験をしました。
結論から言うと、妊娠中にキラキラが見えた閃輝暗点の原因が妊娠・出産によるストレスと心身の疲労だったんです!
この記事では、特に妊娠中~産後の頭痛のない閃輝暗点…偏頭痛の前兆のみが起こる現象について
発症から受診、検査内容や原因などを筆者の経験をもとに解説していきたいと思います。
管理栄養士×登録販売者の目線から、偏頭痛対策についてまとめた記事も参考にしてくださいね。
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偏頭痛の前兆「閃輝暗点(せんきあんてん)」とは
偏頭痛の前兆として知られる閃輝暗点。「せんきあんてん」と読みます。
- 視界にギザギザした光の模様が見え始め、それがどんどん広がっていき目の前が見えにくくなる症状
- 数分~数十分で症状は治まり、その後に片頭痛が起こる=偏頭痛の前兆となる現象
そもそも筆者は10年前くらいから、閃輝暗点が前兆で起こる寝込んでしまうレベルのひどい偏頭痛が年に1~2回ありました。
偏頭痛は、市販では専用の薬がありません。
受診しておくべきだよなぁと思いつつ、先延ばしにしてしまっていました。
【体験談】妊娠中にキラキラが見える…でも偏頭痛が無い!?
次男の妊娠中に起こった異変
偏頭痛の前兆のみ…頭痛のない閃輝暗点が最初に起こったのは、次男妊娠中の妊娠後期に入ってからでした。
ある日、なんだか視界の端がキラキラ明るくて見えづらいなーと思っていたら
ギザギザと見え始めそれがだんだん増えていき…
あ~また偏頭痛か…妊娠中のこのタイミングだと薬が飲めないから嫌だな…
そんなことを思っているうちに視界のほとんどがギザギザの光に支配されて、たちまち目の前が見えづらくなりました。
15分くらいで徐々に治まり、この後の吐き気と頭痛にビクビクしていましたが…
…あれ?
ちょっとだけ頭がズーンと重い感じはするけど…吐き気もないし頭痛もないかも?
なんと、いつものようなひどい吐き気や頭痛が出ないまま治まってしまいました。
初めは「ラッキー♪」と呑気に思っていましたが
次男の出産までに3回、産後に2回も同じような現象が起きたんです。
妊娠中だけじゃなく出産後にも起こるので、なんだか気になって検索してみると
「頭痛のない閃輝暗点は、まれに脳梗塞や脳腫瘍など重篤な脳の疾患のサインであることがある」
と、恐ろしいことが書いある…!!!
これは放っておけないと感じた筆者は、念のため受診することにしました。
偏頭痛で受診するときの流れを解説!
ここからは、実際に受診した流れについて解説していきたいと思います。
眼科or脳神経外科?何科を受診すべきか
頭痛がなく「目」に見えて現れる症状なので、眼科に行くべきか迷った挙句
もともと偏頭痛持ちということもあり、近くの頭痛脳神経クリニック(脳神経外科)を受診することにしました。
詳しい検査をしてもらえたので筆者の場合は結果的にこちらで正解でした。
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受診から診断までの流れ
病院では、まず閃輝暗点と偏頭痛の症状について
いつから・どのようになどの頻度や程度と、職業や生活環境などの細かい問診をされました。
その上で、やはりMRIで脳の状態を見てみないと分からないということで生まれて初めてMRI検査をすることに。
- ピアスやベルト、腕時計など身に着けている貴金属を外す(下着はそのままで大丈夫でした)
- 耳栓をする
- さらにヘッドホンも付けてMRI検査の機械に横になる
- 具合が悪くなった時に知らせるナースコールのようなスイッチを持たせられる
- 機械に入り約10分間じっとする(ガーッ、ガッガッガッガ…と撮影音がひたすら聞こえる)
- 終了~
MRI撮影中は目をつぶっていてOKです。
寝てしまっても構いませんが、動いてしまうとダメなので注意してくださいね。
実は私は閉所恐怖症。
MRIが怖くて抵抗ありまくりでした…(泣)
でも、たまたまこのクリニックではトンネルのような形ではなく
ドーム型の「オープン型MRI」という頭を差し込むだけの機械だったので、恐怖感がほぼ無く検査を受けられました。
MRIが怖いという人は、「オープン型MRIのある病院」で検索してみるのがおすすめです!
気になる検査結果…原因は?
そして結果。
脳の状態に異常はありませんでした。
みつママさんの脳には血管の詰まりや異常は見られませんでした。
むしろ非常にきれいな脳です(←良かった!)。
閃輝暗点は脳の血管が広がることによって起こるものと言われているのですが…
おそらく今回の閃輝暗点は妊娠・出産によるストレスと心身の疲労が原因と思って良いでしょう。
ひとまずMRIの結果は問題なく、先生の言葉に胸を撫でおろしました。
もともと閃輝暗点からの偏頭痛があるようなので、専用の薬を出して経過を見ていきますね。
治まればそれで良いし、頻度が増えてくるようならまた相談に来てください。
というわけで、私に起こった頭痛のない閃輝暗点の原因は「産前産後のストレス・疲労」が影響したものという診断となりました。
妊娠高血圧症候群が原因の可能性もあった
気を付けたいのが、妊娠中にキラキラが見える原因が高血圧によるものの場合もあるということです。
妊娠中、誰にでも起こりうる妊娠高血圧症候群。
その症状のひとつが、その名の通り「高血圧」です。
筆者は妊娠後期からひどい浮腫みが出始め、臨月に入ってからは血圧と尿たんぱくの値も高めになり軽度の妊娠高血圧症候群でもありました。
筆者の場合、出産直前は浮腫と尿たんぱくが+、血圧は大体140/80くらいでした。
産後も血圧だけなかなか正常値に戻りませんでした。
私の場合きちんと受診しMRI検査をしてもらい、見えていたのは高血圧が原因のキラキラではなく閃輝暗点であり、その原因がストレス・疲労ということが分かりました。
高血圧の症状として「目の前がチカチカする」のか、閃輝暗点なのかは自分では正しい判断は難しいと感じたのも事実です。
産前産後の身体って予測不能な不調があったりするので、迷ったら受診した方が良いんだなということを改めて実感しました。
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きちんと検査をしてもらった上で異常が無く、ほっとしました。
思いきって受診して本当に良かったです!
油断してしまった…受診後の閃輝暗点
脳神経外科を受診してから約2週間後、また閃輝暗点が起こりました。
でもこの時の私は、MRIの結果異常がなかったことと最近の閃輝暗点は吐き気や頭痛がなかったということですっかり油断しており…
「次男の授乳中」ということが頭をよぎり、薬を飲まずに様子を見てしまったのです。
脳神経外科の先生には、閃輝暗点が見え始めたら早めに薬を飲むように言われていたのに…
十数分後、閃輝暗点が落ち着いた途端にひどい吐き気と頭痛が!
やばい!と思って処方された薬を急いで飲みましたが…時すでに遅し。
案の定劇的に効くことはなく、少し横になっていたらだんだん回復してきました。
それ以降、次男が1歳を過ぎた今では閃輝暗点や偏頭痛は発症せず過ごせていますが
また同じようなことがあれば、症状を自分で判断せずちゃんと医師の指示を守らなきゃ…と反省した出来事となりました。
ちなみに授乳中に処方された薬は、予め医師や薬剤師さんに飲んで大丈夫かどうかの確認は必須です!
頓服薬の場合でも、そのときを想定して先に確認しておきましょう。
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まとめ
妊娠中~産後にキラキラが見える…頭痛のない閃輝暗点(せんきあんてん)についての筆者の体験談でした!
閃輝暗点があったからといって、それが必ずしも偏頭痛に結び付くわけではないケースもあるんですね。
でも、偏頭痛に繋がらなくても、筆者のようにそれが「ラッキー♪」なんて思わず
放置せず、きちんと受診を!
特に産前産後の場合は、妊娠高血圧症候群との関係も怖いところなので、必ず病院で相談してくださいね。
頭痛がなくても頻繁な閃輝暗点は受診のサイン。
この記事が読んでいる方の受診のきっかけになれば幸いです。
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