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現在2人の男の子の子育てに奮闘中の筆者ですが、実は流産を3回経験しています。
これから書くのは、長男出産前…
人生初の妊娠で、2回の心拍確認後に残念ながら流産となってしまった最初の流産の体験談です。
なぜ辛い経験を思い出しながら書こうと思ったのかというと、
自分自身、妊娠初期や流産後に色々な人の流産経験のブログ記事を検索してよく読んでおり、それにとても助けられたからです。
妊娠すると嬉しさも束の間、無事に生まれるまで(もちろん生まれてからもですが)ずーっと不安が付きまとうもの。
そんなとき、誰かの体験談を読むことで安心したり、共感したり、心構えができたりするよ、という方もいるんじゃないかなと思うのです。
この記事には、読んでいただいているママたちの心を少しでも穏やかにできたら…という願いがこもっています。
※ありのままを書くため、出血などの表現が苦手な方や流産の話が辛く感じる方は無理せずスルーしてくださいね。
本当に辛かった…数年経った今でも鮮明に覚えています。
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妊娠発覚~流産と診断されるまで
妊娠検査薬陽性!初めて産婦人科を受診
妊娠検査薬で陽性反応がくっきり出た!
そんな初めての妊娠は、入籍から約半年後のことでした。
タイミングが早すぎてもいけないと思い、生理予定日から計算して約6週くらいの時に産婦人科を受診しました。
その時点で胎嚢と胎芽が確認でき、ピコピコ動く心拍を確認することができて大喜び(心拍確認1回目)。
大きさも週数相当で、この時点では何も問題はありませんでした。
まだつわりは無かったので、超音波画像を見て改めて「私が母親になるのか…!」という実感がふつふつと湧いてきました!
体調変わらず2回目の受診
◎妊娠7週の終わりくらいから(?)、軽いつわり開始→胃のムカムカ、極端な偏食
※実際は日によってかなりバラつきがあり、はっきりとしたつわりの開始がよく分かりませんでした。
そして前回の健診から3週間後に再び産婦人科へ(この時点で約9週)。
エコーで、2センチ程に成長した姿と、ピコピコ元気に動く心臓を確認できました(心拍確認2回目)。
しっかり成長してますね!おめでとうございます。
次の健診までに母子手帳をもらってきてくださいね。
このとき初めて先生に「おめでとうございます」と言われてさらに、妊娠した実感が強くなりました。
その後、夫と一緒に市の保健センターへ母子手帳をもらいに行き
嬉しくて嬉しくて、張り切って母子手帳ケースを買い、エコー写真を毎日眺めていました。
この時点で、早めに妊娠報告をしたのが以下の人たちでした↓
- 自分と夫の家族
- 職場の上長
- 職場の同じ部門の社員とパートさん
その他の同僚や友人には、安定期に入ってから報告しようとしていました。
最低限の人たちに妊娠していることを知ってもらっておくことは、妊娠初期の大切な時期にはとても心強かったです。
3回目の健診までの間の約1ヶ月間の過ごし方
次回は3週後に来てください。
お酒飲まなきゃ何食べても何しても良いよ!いつも通り、普通に過ごしてね。
2回目の健診で無事心拍が確認でき、先生からもこんなふうに言われて
安心半分、でも不安も半分くらいの気持ちでいました。
そんな中、この時期は結構なハードスケジュールだったんです。
- 所用で、車で片道4時間程の距離がある夫の親戚が住む他県へ2泊3日(夫の家族も同伴、2回目の健診の直後)
- 仕事では、新幹線で片道2時間ほどかかる地方へ出張→1日がかりの会議
- もともと予約してあった地元の温泉へ夫と2人で1泊2日の旅行
初期の流産はママの行動は関係なく、染色体の異常など最初から決まっている運命だということは分かっていても、
後に流産の診断を受けたときはこの行動一つ一つを思い返して胸が締め付けられる思いでした。
と言うのも、今思うとこの期間に流産の兆候だったのかな?と思う体調の変化があったんです。
- つわりの始まりがはっきりせず、つわり自体軽かった
- いつの間にかつわりがおさまっていた
- たまに下腹部がシクシク痛くなっていた
しかし、あくまでこれは筆者の場合の結果論であり
この時期の特徴的な症状がこんな感じだったということ。
これらの症状があるからといって必ずしも流産に結び付くとは限りません。
つわりの程度は人それぞれだし、下腹部の痛みは子宮が大きくなる痛みとしてよくあることだからです。
不安な時は産婦人科に電話をして相談したり、気になるときは思い切って受診したいと伝えてみても全然良いと思います!だって不安だもの。
流産の診断を受けた3回目の健診
そして3回目の健診の日。
最初に採血をし、診察室に呼ばれて先生がエコーを始めました。
画面に映ったのは、つい3週間前のように子宮にプカプカ浮かんでピコピコ心臓を動かしていた赤ちゃんとはまるで違う
子宮底に沈んだ楕円の塊に見えました。
私が「あれ?なんかおかしい…」と思う中、先生は結構な長い時間
じっくりと隅々までエコーをした後でやっと口を開きました。
…うーーーん……赤ちゃん、心臓が動いてないですね…。
これは…流産ということになります。
その途端、私はあまりのショックに目の前がチカチカして明るくなって、先生の言葉が遠くなっていきました。
生まれて初めて気を失ってしまったんです。
どのくらい気を失っていたのか分かりませんが、一瞬お花畑のような夢を見て、必死に名前を呼ぶ助産師さんの声がだんだん大きく聞こえてきたのを覚えています。
目が覚めた私は、大量の冷や汗をかいており訳が分からない状態。
すぐ横のエコー写真を見て、一気に現実に引き戻されました。
ひとまず休んでもらって、気持ちが落ち着いてから説明しますね。という先生の優しさに甘えて
リカバリー室で休ませてもらいました。
夫と自分の母親に泣きながら声を振り絞って電話をし
たまたま仕事が休みで在宅していた母親が病院に来てくれて、先生の説明を一緒に聞くことに。
このとき再びエコーをしましたが、やはり赤ちゃんの心臓は動いておらず。
改めて稽留流産の診断をされました。
出血やお腹の痛みなどの自覚症状が無いまま、お腹の中で赤ちゃんの心拍が停止してしまう流産のこと。
私の場合、おそらく妊娠10週くらいの時点で赤ちゃんの心拍が停止したと推定されました。
妊娠10週というと、前回の健診のすぐ後くらい…2回の心拍確認後で安心し、色々な予定をこなしていた頃です。
その時の行動が一気に思い巡り、私はまた泣き崩れてしまいました。そんな中…
- 稽留流産は母親の行動などのせいじゃない
- ほとんどが染色体異常など赤ちゃん側の原因
- 稽留流産は初期に多く、5~6人に1人くらいの確率で起こるので決して珍しいことではない(毎日1人以上は流産の診断をしなければならないくらいなんです、と先生は仰ってました)
- 年齢に伴って流産の確率は上がってしまう
先生はこういったことを落ち着いて丁寧に、目を見て説明してくださいました。そして…
このまま自然に出てくるのを待つか、手術をするか。どうしたいですか?
(正直、この時の精神状態でどうしたいかなんて判断できるわけないよ…と困ってしまいましたが。)
母体の回復が早いのは自然排出。
でも、みつママさんは出産経験が無いから、かなりの痛みを経験することになると思います…
それに対して手術は、感染症などのリスクはゼロでは無いものの
全身麻酔で行い、痛みを感じず眠っている間にすぐ終わるということでした。
ただでさえ精神的にどん底にいるのに、自然排出のいつ始まるか分からない恐怖と痛みに耐えられる自信が無かった私…
結局手術という選択をし、2日後に予約を入れて母に付き添われながら帰宅しました。
間もなく夫が仕事から帰宅したので、私は先生に言われたことを夫に伝えました。
この時点でも、もしかしてもう一度エコーしたら赤ちゃんの心拍が見えるんじゃないか、生きてるんじゃないかと諦めきれない気持ちがあり、自分自身に起きていることだと実感できていない自分が居ました。
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自然排出の始まりから進行流産→完全流産まで
自然排出の前兆?
病院から帰宅したのはその日のお昼頃でしたが、夕方くらいにトイレに行くと、茶色のおりものが出ていてびっくり。
念のため産婦人科に電話をしたら、いったん来院してくださいと言われたので
今度は夫に付き添ってもらいまた産婦人科に行きました。
ここで再びエコーしましたが、そこに映っている赤ちゃんはやはり動かないまま。
先生の診断は…
茶色のおりものは妊娠初期によくあることで、今のところ内膜が剝がれてきている感じもないので、予定通り手術の日を待ちましょう。
帰宅後も茶色のおりものは出続け、お腹も少し痛いような気がしながらほとんど眠れずに一晩を過ごしました。
実はお腹の痛みが前日から気になっていましたが、よくある妊娠初期の症状と思い込んでいました。今思うと、それが自然排出の始まりのサインだったようです。
【3回目健診の翌日】自然排出の始まり…経過や痛みは?
ほぼ眠れないまま朝を迎えました。
この日は偶然にも夫の仕事は休み。
私は翌日に手術を控えていたのと、寝不足もあったのでソファーに横になってゆっくり過ごしていました。
すると、お昼過ぎくらいから下腹部の鈍痛と生理のような出血が始まりました。
少し重い生理痛のような感じでした。
これはもう自然排出が始まったなと悟った私は、悲しみと恐怖でいっぱいの気持ちでした。
ひとまず産婦人科に電話をして、翌日に手術の予定だということを伝えた上でどう対応すべきかを聞いたところ…
おそらく流産が始まってます。
これからどんどん痛みと出血が増えてくるはず。
痛みが耐えきれなくなったら鎮痛剤を飲んでOK。
塊が出てきたらそれが赤ちゃんの可能性があるのでよく見ていてね。
自宅でもう少し様子を見て、また連絡してください。
助産師さんの言う通り、痛みと出血はどんどん増えていき、それは陣痛のように波がありました。
夕方にいよいよ動けないくらい痛くなってしまい、かなりの出血量だったので再び産婦人科に電話をして受診することに。
痛みに耐えきれず、家を出る前にロキソニンを飲みました。
出産を経験した今になって思うのは、このときの流産は陣痛の5合目くらいの痛みでした。
言い換えると生理痛の(陣痛を100倍として)50倍くらいの痛み…伝わるかな?
夫に付き添ってもらい産婦人科に到着。
ロキソニンのおかげか、かろうじて診察室まで歩けるくらい痛みが少しだけ和らいでいました。
こんな状況でも、心のどこかに「薬を飲んだら赤ちゃんに何か悪影響なんじゃないか」という矛盾した気持ちがあったんです…鎮痛剤はもっと早めに飲んでいれば多少は痛みから逃れられたかもしれません。
そして驚いたことに、診察室に案内されて診察台に乗ろうとした瞬間に赤ちゃん(胎嚢)が出てきました。
このまま出てこずに処置になっていたら会えなかったところ、
一瞬だけでしたが、赤ちゃんに会うことができました。
これが、私の中でどこか救われる気持ちにさせてくれた出来事となりました。
赤ちゃんが出てきた後は、嘘のように痛みが引いていきました。
先生が処置をし、子宮の収縮を促す飲み薬を処方されてその日のうちに帰宅しました。
約1日くらいは生理2日目より多いくらいの出血が続きました。
出血の量はだんだん少なくなっていったものの、私の場合完全に出血がおさまるまでに約3週間くらいかかりました。
こうして私の初めての妊娠は流産という形になりました。
悲しくて辛くて、しばらくは毎日泣き、夜もほとんど眠れませんでした。
お空に行ってしまった赤ちゃんに対しては、エコー写真を自宅のお仏壇に飾って手をあわせるようにしています。
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流産後の心境など
流産を経験した私は、精神的にかなりのショックを受けました。
毎日毎日自分のお腹が目に入っては泣き、テレビを付けていてもおむつのCMなどで赤ちゃんを観てしまっては泣いていました。
芸能人の妊娠・出産のニュースなどが辛くて、テレビやネットもあまり観ることができず…
気分転換に散歩やショッピングモールに行くというのも辛くて…
妊婦さんや子ども連れの家族の姿を見るのは当時の私にとって耐え難いものでした。
こんなにたくさんの人が無事に妊娠・出産しているのに、なんで私が…という負の感情に支配されていました…
そんな私を救ってくれた意外なものは、同じような経験をした人の話でした。
流産に関する本やブログ記事をひたすら読んだり、
質問サイトに自分の話を書き込んで「私もだったんです…」というコメントを頂いたり。
ずっとそれを繰り返して、泣いて、自分に起こった出来事に対する気持ちの整理をしていきました。
「同じ経験をした人の共感」というものが私を救ってくれたような気がしました。
「mamari(ママリ)」は毎日読んだり発言したりしてました。
実際の声はとても参考になるし、力になりました!↓
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その後、1回の生理を見送ってすぐまた妊娠することができました。
それが今の長男です。
3年後には次男も誕生し、今は2人の息子と毎日育児に奮闘中です!
まとめ
長くなってしまいましたが、これが私の最初の流産の経緯です。
このことは今でも鮮明に覚えていて、これからも忘れることは決してありません。
今現在、子どもたちの可愛さや成長の嬉しさを感じること
この子たちがいて幸せだなぁと思えるのは、
お空に帰った3人の私の赤ちゃんたちのおかげだと思っています。
この記事が、誰かの支えとなることを心から願っています。
あなたは1人じゃないですよ!
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