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赤ちゃん用のお菓子は、生後6ヵ月のものから販売されていますが
買い物中のママたちがそれを見つけて思うこと、それは…
生後6ヶ月から与えられるお菓子が売っているってことは、お菓子は生後6ヵ月から与えた方が良いの?
ということだと思います。
結論から言うと、市販のお菓子はあくまで目安の月齢が記載されているだけなので、焦って与える必要はありません。
でも、おせんべいなどの赤ちゃん用お菓子はママの必須アイテムと言っても過言ではありません。
ぐずっている赤ちゃんもお菓子を与えれば、食べ終わるまでおとなしくしていてくれる子も多いはず。
とても重宝しますよね。
この記事では、筆者が長男の育児で経験したことを交えて、赤ちゃん用お菓子のあげ方・上手な付き合い方について解説していきたいと思います。
【恐怖体験】長男がビスケットを喉に詰まらせた!
赤ちゃんのお菓子について解説する前に、まず筆者の長男の育児中に経験した恐怖体験を書きたいと思います…
長男には、離乳食が1日3回となった生後9ヵ月くらいから、手づかみ食べの練習も兼ねて赤ちゃん用のおせんべいを2、3日に1回くらい食べさせていました。
そろそろ慣れてきたし、おせんべい以外のお菓子もあげてみようかな…
そう思い立ったのが長男が生後11ヵ月くらいの時です。
パッケージに「生後7ヵ月から」と書いてあるビスケットをあげてみることにしました。
お皿に数枚のせて、「こうやって食べるんだよ」と私がひとつかじってモグモグ食べる真似をしてみせました。
長男はひとつ手に取って、おせんべいを食べる感覚でビスケットをカジカジし始めました。
すると、いつもの口溶けの良いおせんべいとは違うと思ったのか、甘くて美味しいのになかなか上手く食べられないと焦ったのか…
パクッ!と丸々1枚を口に入れてしまいました。
当然奥歯はまだ生えていない長男。
でも一生懸命モグモグしていたので、私は口から取り出さず様子を見てしまったのです。
すぐに判断してビスケットを口から取り出してあげなかったことを、今でも後悔しています…
そして長男はモグモグをしたものの、ビスケットが口の中で小さくならないうちに飲み込もうとしてしまい、オエッ、オエッと、みるみる苦しみ出してしまいました。
のどに詰まったんだ!
と、血の気が引いた瞬間…長男を抱っこして背中を強めに叩き、何回か叩いた後に幸い吐き出してくれました。
結構な量の嘔吐をしてしまいましたが、すぐにわんわん泣き出して事なきを得ました。
心臓バクバク!!
この出来事は、私にとってトラウマとなりました…
それからというもの、ビスケットは保育園に通い始めるまで怖くて怖くて食べさせられませんでした。
生後11ヵ月でも「生後7ヵ月から」の目安のお菓子をうまく食べられず、のどに詰まらせてしまったのです。
パッケージに書いてある月齢は、あくまで目安ということを実感した出来事でした。
こういったお菓子は、あまりモグモグしないとか飲み込むのが苦手な赤ちゃんには無理に与える必要はないです。
言葉が通じるようになってからでも遅くはありません!
【赤ちゃんのおやつ】あげ方ポイント
長男のビスケット詰まらせ未遂事件から、何かを食べさせるのにかな~り慎重になってしまいました。
そんな私と同じように、慎重派のママ・パパたちも少なくないはず。
しかし焦らなくて良いとはいえ、ママの仕事復帰で保育園に預けるなどの理由で、お菓子に多少慣れさせておきたい場合もあると思います。
ほとんどの保育園では「おやつの時間」があるもんね。
そこで長男の出来事を踏まえて、慎重派ママのうちの1人であり管理栄養士のみつママが、赤ちゃんのおやつと赤ちゃん用のお菓子についてまとめてみました。
おやつはいつから?与え始める時期
赤ちゃんの「お菓子」に限らず、おやつを与え始める時期については
離乳食が1日3回になり食べることによく慣れてからにするのが無難だと思います。
栄養補給という観点からも、離乳食初期・中期であればまだ離乳食や母乳、ミルク以外の栄養補給は必要がないとされている時期です。
焦らずいきましょう!
ちなみに筆者の子どもたちのお菓子デビューは、どちらも「ハイハイン」からでした↓
おやつにはどんなものをあげる?お菓子ばかりじゃダメ?
そしてもちろんおやつと言っても、赤ちゃんにとってのおやつはあくまで食事で足りない栄養を補うもの。
すなわち朝食・昼食・夕食以外の「食事」と考えます。
というわけで、おやつの時間には必ずしもお菓子を与えなければならないということはありません。
「補食」「食事」という観点から、大人で言う「軽食」のようなおやつをイメージしましょう。
(例:しらすおにぎり、フルーツサンド、野菜蒸しパンなど)
もちろん野菜スティックやおやきなど、食べ慣れているものをチョイスしてもOKです。
ただ、おやつをわざわざ作って用意するのも大変ですよね。
そんな時は手軽に、市販のお菓子を活用しましょう!
カルシウムや鉄など、赤ちゃんが積極的に摂りたい栄養素が入った市販のお菓子もあります。
市販のお菓子で栄養補給サポートもできちゃうのは嬉しいポイント!
おやつの一日の量は?
赤ちゃんのおやつ、一日の目安量はこちら↓
- 1歳未満…約50kcal(1日0~1回、あげない日があってもOK)
- 1歳以降…約90kcal~150kcal(1日2回、その日の運動量によって調節)
3歳以上で約130~200kcalが目安です。
市販の赤ちゃんお菓子は少量でも意外に高カロリーのものもあるので注意。
パッケージの栄養成分表示を確認したり、小分けになっているものを選ぶなどすると調整しやすいです。
牛乳やジュースなどと一緒だと余計にカロリーオーバーになりやすいため
市販のお菓子をあげるときは、飲み物はお茶か湯冷ましなどで水分補給をするのがベター。
とは言っても、毎日・毎回おやつのカロリーを気にするのも大変!
筆者が普段ドラッグストアで接客するときは、
おやつのカロリーの目安をなんとなく知っておきつつ、1週間単位でバランスが取れていればOKとお伝えしています。
お誕生日など特別な日には、子どもが大好きなおやつを自由に食べさせても大丈夫!
1週間単位で見て、他の日にあっさりしたおやつを選んであげましょう。
【喉詰まりが怖い!】赤ちゃんのお菓子を安全に食べさせるには
赤ちゃん用お菓子のパッケージに注意書きとしてよく記載されているのが、
「お子様がのどに詰まらせないよう、大人がそばで見守ってあげてください」というような言葉ですが…
見守るだけではダメ!素早く適切な行動をしてあげることが大切です。
そこで、赤ちゃん用お菓子を安全に食べさせるポイントがこちらです↓
- 赤ちゃん用のお菓子デビューは、離乳食を食べているときにモグモグが上手にできているかきちんと確認してからにする
- お菓子のパッケージに記載されている月齢は目安としてとらえて、一口に全部入る大きさのものは小さくちぎるなどその赤ちゃんに適した形で与える
- 食べてしまった後に、これはまだこの子には大きい(固い)かもとピンときた時点で無理せず口から出してあげる
- 初めてビスケットやウエハースを与えるときは、牛乳や湯冷ましに浸して柔らかくしてあげる→だんだん水分を減らして慣れさせる
- 初めてのお菓子はママやパパも一緒に同じものを食べて、食べ方のお手本を見せてあげる
3歳くらいにもなれば言葉が通じるし、いつかは上手に食べられる日が来ます。
かつてビスケットでオエーとなっていた長男も、今やじゃがりこをボリボリ食べているくらいですからねw
【まとめ】赤ちゃん用お菓子と上手に付き合っていきましょう
な、なんだか赤ちゃん用お菓子を与えるのが怖くなってきちゃったんだけど、大丈夫かな…
ごめんね、脅かしてるわけじゃないんです。焦らず、その赤ちゃんに適した時期に適したものを与えれば、お菓子も含めた赤ちゃんのおやつのメリットはたくさんあります!
- 食べることの楽しみを感じられる
- 鉄、カルシウム、DHAなど、食事と母乳・ミルクだけでは補いきれない栄養補給ができる
- 手づかみ食べの練習になる
- 出先でぐずったときのお助けマンになる←これはママたちにとって重要!
とにかく焦る必要はありません。
いつか食べられるから大丈夫!と気長に構えることが、赤ちゃん用お菓子と上手に付き合っていく基本的な考え方です。
赤ちゃん用お菓子を上手に活用して、楽しくて安全なおやつ時間を過ごしましょう。