今回は、私が長男出産後に4回も経験した乳腺炎について
気になる兆候や、治るまでの経過を公開します!
初めて乳腺炎を疑った時にまず何科を受診すべきかなり迷い、
そして毎回悩んだのが受診のタイミングだったので、その辺りは特に詳しく解説しています。
長男の時のつらい経験を踏まえていたことが良かったのか、次男の産後は1度も乳腺炎にならずに済んでいます。
乳腺炎は誰でもなる可能性があります。
多くの産後のママさんたちや妊娠中のプレママさんたちに参考にしてほしいです。
半年間で4回も乳腺炎になりました…
私が乳腺炎に悩まされたのは、長男の授乳期でした。
母乳はちょこちょこ飲むタイプで、1日の授乳回数がとにかく多かった長男。
背中スイッチも敏感で、授乳→抱っこで寝る→布団に下ろすと泣く→おむつ替え→授乳→抱っこで寝る…の無限ループで、へとへとの毎日を送っていました。
多いときは1日17回も授乳していた日があるほどでした…
起きてる間、ほぼずっと飲んでいる状態です。
そんな長男も、生後3ヶ月を過ぎるとだんだん生活リズムがついてきて授乳の回数も1日9~10回くらいに落ち着き始めましたが…
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【乳腺炎1回目】長男生後3ヵ月
授乳回数が落ち着いてきたと思った矢先、初めての乳腺炎になりました。
- 発症:産後101日目(長男生後3ヵ月)
- 1日の授乳回数:10回
- 症状:白斑、しこり、むねが熱を持って赤くなる、授乳時の痛み
- 対処法:産院でマッサージ、抗生剤と痛み止め処方
忘れもしない、なんと長男のお食い初めの日でした。
その日は朝から、授乳のときに片方だけチクチクズキズキと痛かったんです。
おかしいな~と思っていたら、みるみるうちに1か所にしこりが登場。
最初は分からなかった白斑(母乳の出口が詰まってしまう、ニキビのようなもの)も目立ち始めました。
白斑の部分を吸われると痛くて痛くて…しこりはどんどん固く赤くなっていきました。
挙句の果てには長男が、あまり飲んでいないのに口を離して泣いて嫌がるようになってしまったのです。
熱は平熱、寒気も無かったのですが、とにかく吸われると激痛!泣きながら授乳してました…
痛みが辛すぎて、受診を決意。
近くに乳腺クリニックもあるのでどこへ受診すべきか悩みましたが、
とりあえず最近まで母乳外来で通っていたというのもあり産院に電話で相談。
赤ちゃんを連れてすぐ来てください!
大急ぎで産院へ。すぐに処置をすることに。
助産師さんのマッサージ→長男に授乳
これを何回か繰り返したら詰まりが取れてしこりが消えました!
赤みが強かったので念のため抗生剤と痛み止めを処方されて終了。
助産師さんからいただいたアドバイスが…
乳腺炎は素早い対処が必要!
マッサージで詰まりが取れないくらい酷くなっちゃうと、乳腺外科で切開しなきゃいけなくなるから、なるべく早く相談してね。
切開なんて恐ろしい言葉も飛び出ました…
気になったら早めに相談すべきと肝に銘じた、初めての乳腺炎でした。
何科を受診すべきかという点は、結果的にまず産婦人科ということが分かりました。
乳腺クリニック(乳腺外科)は、乳腺炎が進行してしまった時に受診になるようです。
乳腺炎を疑う場合、まずは出産した産婦人科や助産院に相談!
【乳腺炎2回目】長男生後4ヵ月
なんと初めて乳腺炎になった約1ヵ月後、今度は反対側のむねが乳腺炎になりました…
- 発症:産後128日目(長男生後4ヵ月)
- 1日の授乳回数:10回
- 症状:白斑、しこり、むねが熱を持って赤くなる、授乳時の痛み(1回目と同じ)
- 対処法:産院でマッサージ(2回目は薬の処方なし)
夕方くらいからまたしこりが気になり始め、
しこり部分をグッと抑えながら授乳する「圧迫授乳」をしたり
お風呂で絞り出してみたりしましたが詰まりは取れず。
朝になり白斑らしきものがまた出現したため今度は早めに産院に電話し、マッサージを受けに行きました。
結果的に2回目はわりと迅速な対処ができたようで、マッサージで詰まりが取れて服薬にならずに済みました。
切開だけは避けたい一心でした。症状が軽めでも早めに相談すべきと、この時まではちゃんと分かっていたつもりだったんですが…
【乳腺炎3回目】長男生後6ヵ月※1番重症でした
この3回目の時が一番酷かったです。
- 発症:産後184日目(長男生後6ヵ月)
- 1日の授乳回数:6回
- 症状:白斑、しこり、むねが熱を持って赤くなる、授乳時の痛み、寒気、39度の高熱、だるさ
- 対処法:産院でマッサージ、抗生剤と痛み止め処方
寝る前の授乳の時に、またまたしこりを発見。
圧迫授乳をしても詰まりは取れませんでした。
しかし22時近くだったので、病院は診療時間外だし白斑もまだないし…
とりあえず朝一に産院に相談しようと思い、夜中の授乳でまた圧迫授乳してみるかと軽く考えて、ひとまず睡眠をとることにしました。
そして深夜。ものすごい寒気で起きました。
布団や毛布を何枚も重ねても、服を着込んでもとにかくガタガタ震える。
寒い寒い寒い!
しばらくガタガタ震え、やっと震えがおさまってきたと思った矢先、明らかに熱がある感覚。
だるくてだるくて身体がつらい中、熱を測ったら39度超えてました。
インフルエンザになったような症状でした…
※この時2018年。コロナはまだ無い時代でした。
幸い長男は空気を読んでくれたのか、この夜は朝まで泣かずによく寝てくれたのが救いでした。
もう身体がだるくて、この状態では授乳も抱っこも、もはや起き上がることすら辛かったと思います。
朝一で産院に電話しマッサージへ。
やはり症状がひどかったらしく、最初に処置してくれた助産師さんだけでは私の頑固な詰まりは取れず。
途中ベテランらしき助産師さんと交代され、渾身の力を込めたマッサージでようやくしこりが取れました。
このマッサージ、当然ですが痛い箇所を力いっぱい絞り出すので、めちゃくちゃ痛いんです…泣
あと一歩で切開になっていたね~と、ゾッとすることを言われた3回目でした(もちろん抗生剤と解熱剤も処方されました)。
【乳腺炎4回目】長男生後7ヵ月
そしてその約1ヶ月半後に、またまた反対側のむねにしこりと白斑が出現。
ここまでくると、「またか…」というウンザリ感も出てきます…
- 発症:産後229日目(長男生後7ヵ月)
- 1日の授乳回数:6回
- 症状:白斑、しこり、むねが熱を持って赤くなる、授乳時の痛み、寒気、38度の発熱、だるさ
- 対処法:産院でマッサージ、抗生剤と痛み止め処方
この日、異変に気付いたのは朝一の授乳の後でした。
痛みはそれほどでもなかったのですが、しこりと白斑がある…
嫌な予感は的中。
3回目の時ほどではなかったものの、急に寒気が出てきてしまい、寒さが落ち着いたと思ったら熱っぽい…測ると、38度くらいの熱がありました。
このときいつもと違ったのは、産院が休診日だったこと。
今思うと何を遠慮してしまっていたのか、これはひとまず自分でなんとかせねば…と
妊娠中に風邪を引いた時に産院から処方されて余っていた葛根湯を飲むという行動に出た私。
というのも、ネットで検索すると「乳腺炎には葛根湯が効くらしい」とよく出てくるので飲んでみたんですね。
しかしさっぱり効かない!
逆に熱っぽさが増したような気がしたくらいでした。
ということで、休診日でしたが産院に電話。
無事にマッサージを受けに行けました。
そこで、葛根湯を飲んでみた経緯を助産師さんに伝えると…
葛根湯はあくまで乳腺炎の初期に飲むものだよ!ネットの情報を鵜呑みにしないでね。
乳腺炎は、とにかく早く詰まりを取ることが一番。遠慮せずすぐ相談して!
当然ですが、お叱りを受けました。
もちろん、症状によっては葛根湯を使用する場合もあるそうです。
詰まりが取れると、痛みや熱が嘘のように引いて体が軽くなりました。
長男も嫌がることなく飲んでくれて、一件落着でした。
これを最後に、その後乳腺炎にはならずに今に至ります。
ここから学んだ対処法や予防法については、別の記事で解説しますね。
乳腺炎はとにかく早く詰まりを解消することが大切。遠慮せずすぐに病院に相談する!
まとめ
本当に本当に辛くて痛い思いをした乳腺炎の体験談でした。
誰にでもなる可能性があるんですよね…怖。
というわけで、できるだけ多くのママさんが私のように辛い思いをすることがないように…という願いを込めて。
もし乳腺炎になってしまってもこの記事の内容を思い出してもらい、
早めの受診や再発防止に繋げられればと思います。
多くのママさんたちのお役に立てれば幸いです!
筆者の乳腺炎対策の強力な助っ人だった、
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