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子どもが風邪を引いたときの食事(離乳食)って、どうしてますか?
子どもってすぐ熱を出すし、常に鼻水は出てるし、吐くほど咳が出たりも日常茶飯事!
子どもが風邪を引いたときは、お風呂に入れた方が良いのか、熱だけで元気なときはどう過ごそうとか色々な悩みが出てきますよね。
その中でも、「風邪のときの食事(離乳食)」に関する悩みを抱える人も少なくないはず。
子どもが風邪引いちゃった…何をどうやって食べさせたら良いの?
それとも、食べさせない方が良いのかな?
小児科で喉が赤いって言われたけど…まだ言葉を話さないから
喉が痛いのか、食べたいものは何か全然分からないよ~泣
離乳食どうしよう!
水分補給が大事!というのは知っているけど、食事(離乳食)の方はどうするのか?
小児科にかかっても、食事内容まで具体的に詳しく教えてくれないですよね。
筆者が普段勤めるドラッグストアでも、よく相談される内容です。
この記事では、離乳食開始以降の子どもが風邪を引いたとき、症状別の食事(離乳食)のポイントについて
管理栄養士の筆者が、2人の息子たちの体験談を交えて解説していきたいと思います。
我が子の体調不良…何回経験しても毎回心配でたまりませんよね。
今回は風邪の時の食事について、具体的にまとめていきたいと思います!
【離乳食の場合】風邪を引いたら離乳食はお休み?
まず、離乳食期の赤ちゃんが風邪を引いた場合によく聞くのがこれ↓
- 風邪を引いたら離乳食はお休みする?
- 中期なら初期、後期なら中期…というように離乳食の段階を戻す?
これらは、実際に長男が風邪を引いて小児科を受診した時に先生に直接聞いたことがあります。
離乳食は、食べられるなら無理にお休みしなくても良いんですよ。
大人も、風邪のたびに食事を抜いたりしないでしょ。
固さも、段階を戻すという本当の意味は「普段の食事よりも消化の良いもの」を食べさせてねということなんですよ。
なるほど!まとめると、こうなります↓
- 風邪でも、離乳食は食べられる範囲で食べさせてOK
- 離乳食のメニューや固さは、風邪の症状に合わせた内容を意識する(これから解説します)
ということを頭に入れておくと、いざというときに慌てないですよね。
ただし、胃腸症状(嘔吐下痢)がある場合は離乳食(食事)は控えて胃腸を休ませてあげた方が良い場合もあるそうです。
★あわせて読みたい→子供が風邪…病院が休診で大ピンチ!よく効く市販薬ってあるの?現役ドラッグストア店員が解説◎
風邪を引いたときに摂りたい栄養素
まず風邪を引いた時は、こちらの栄養素を意識することがポイントです。
- ビタミンC→免疫力を高める、風邪のウイルスをやっつける
- ナトリウム・カリウム→風邪を引くと消耗しやすいミネラル
- たんぱく質→身体の回復に活躍
これらの栄養は、風邪のときは症状に関わらず共通して補いたい栄養素です。
そして、ひとこと”風邪”と言っても出てくる症状は様々。
ここからは、風邪の症状別に解説していきます!
【症状①】熱がある場合
熱があるときは、
水分補給をこまめにすることと、消化の良いものを与えるというのがポイントです。
とにかく水分補給!
熱がある場合は、基本中の基本はみんな知ってる「水分補給」です。
子どもが熱を出すと、みんな必ず「水分補給が第一!」っていうのはそもそもなぜなの?
それは、
・熱で汗をかくことによって、身体の水分が奪われてしまうから
・水分不足によって体温調節がうまくできなくなるから
という理由があります!
水分補給のコツは、こまめにとること。
その方が水分が効率よく身体に入ります。
目の届くところにお茶や湯冷ましをマグやコップに常に置いておき、気付いたら飲ませるというのを心がけましょう。
普段からお茶や湯冷ましに慣れておくというのもポイントです。
そして水分と言っても、飲み物だけではありません。
スープなどの汁物や果物など、水分が多い食事内容にしてあげるというのも立派な水分補給です。
果物は、風邪の時に摂りたい「ビタミン」も同時に摂れるので効率的です。
【体験談】母乳とミルク以外の水分が苦手な次男の水分補給は…
ここで筆者の次男の体験談です。
次男は、母乳とミルク以外の水分が苦手。
お茶などを飲ませようとして口に入れても、むせたり口からべ~っと出してしまいます…
普段でもそんな感じなのに、発熱して機嫌が悪いと余計に飲みたがりません。
そこで困った筆者は、こういったことを次男の発熱時に意識しました↓
- とにかく頻回授乳(母乳・混合の場合)
- 最初の一口ならお茶や湯冷ましでもよく分からないまま勢いで飲む割合高め→1口でもとりあえず飲ませる
- 離乳食をスープや汁物多めにする
- 果物を食べさせる
お茶や湯冷ましが苦手な場合、参考にしてくださいね!
消化の良いものを与える
よく「風邪を引いたら消化の良いものを食べさせよう」って聞くけど、下痢や嘔吐は無くても同じことを言われるのはなんでなんだろう?
それは、発熱することによって胃腸での消化吸収のはたらきが悪くなるからです。
下痢や嘔吐などの胃腸症状が無くても、風邪を引いて免疫力が低下すると
それに伴って胃腸のはたらきが弱ってしまいます。
消化の良いものの代表的なものは、ごはん・パン・麺類などの「炭水化物」です。
ただし、調理法や食材の選び方によって消化のしやすさも変わります。
- 炭水化物…おかゆ・食パン(特にトースト)・オートミール・じゃがいも・くず湯
- たんぱく質…白身魚・豆乳・絹豆腐・ゆで卵・ヨーグルト
- 野菜…人参・大根・カブ・キャベツ・玉ねぎ
- 果物…バナナ・りんご(特にすりおろし)
- 調理法…煮る・蒸す
↑こういった食材を組み合わせて、食べられる範囲で少しずつ食べさせるのがコツです。
消化良し&栄養満点の万能メニュー
消化の良い食材同士を組み合わせてできる具体的なメニューとして
消化の良い野菜を使ったポタージュスープがおすすめ!
- 消化の良い野菜と玉ねぎ(ビタミン・ミネラル)、じゃがいも(炭水化物)を柔らかく煮る
- 1をミキサーやブレンダーなどでペースト状にする
- それを牛乳や豆乳(たんぱく質)でのばしてひと煮立ちする
()内に書いたように、風邪の時に最適な栄養素をまんべんなく摂れちゃう万能メニュー!
スープなので水分補給も兼ね備えています。
人参・大根・カブ・キャベツは素材そのものに甘味があり、さらに玉ねぎの旨味があるので優しい味で子どもも食べやすいです。
1は、シリコンスチーマーがあればレンジ調理で時短調理も可能。
それでも時間を取れない場合は、1を野菜フレークにすればさらに簡単にできちゃいます!
3では牛乳や豆乳と書きましたが、育児用ミルクやフォローアップミルクでもOK。
ミルクを加えることで、栄養価がグッと上がります。
味気ない場合や風邪以外の時は、3のときにコンソメを少量加えるとより一層美味しいですよ。
消化の悪いものを避ける
また、消化の良いものを選ぶのは大切ですが、逆に消化の悪いものを避けるというのも意識しましょう。
- 炭水化物…玄米・菓子パン・ラーメン・さつまいも
- たんぱく質…豚肉・青魚
- 野菜…ごぼう・レンコン・にら・たけのこ
- 果物…グレープフルーツ・みかんなどの柑橘類・キウイ
- 調理法…焼く・揚げる
↑もはや体調が悪いときは食べたくないものばかりかもしれないですね。
…とは書きつつ、「菓子パン」というところに引っ掛かったママさん、パパさんたちも多いのでは?
【体験談】よく熱を出す長男が食べられた神アイテム
ここでまた体験談を。
こちらの記事でも書いたように↓
☆関連記事はこちら→【R-1ヨーグルトの効果は?】風邪を引きやすい我が子が2年間食べ続けた結果
筆者の長男は、保育園の先生までもが認める「いつも熱を出している子ども」でした。
そんな長男は風邪を引いて熱があるときは特に好きなものしか絶対に絶対に食べなくなります。
(きっとそんなお子さん多いはず)
前項目で紹介したポタージュスープも、初めのうちは美味しそうに口にしていましたが
イヤイヤ期に突入した2歳過ぎくらいに突然の拒否…というわけで
- 菓子パンだろうがプリンだろうが、とにかく何か口にできればそれでいい
- 長い人生の中のたった数日間、好きなものだけ食べていても問題ない
もう、こんな心構えです…
毎回試行錯誤した結果、長男が発熱時にこれだけは食べられたものがこちら↓
- アンパンマンのスティックパン
- ヨーグルト
- 野菜ジュレ
↑本当にこれだけ。他には本当になにも食べませんでした。
病院で出された薬を飲むときは、ヨーグルトか野菜ジュレを少量取り分けてそれに混ぜて食べさせていました。
しかし偶然にも、炭水化物(アンパンマンパン)・たんぱく質(ヨーグルト)・ビタミン(野菜ジュレ)が揃っていたので良しとしました。←
中でも野菜ジュレは、筆者が個人的に
服薬ゼリーよりも「野菜だから」という部分で罪悪感が少し軽減するため、今でも常備しています。
筆者が普段勤めるドラッグストアでもよく売れている商品なのですが、
特に緑と紫が好きなお子さんが多いようです(長男も同様)。
★あわせて読みたい→子供が風邪…病院が休診で大ピンチ!よく効く市販薬ってあるの?現役ドラッグストア店員が解説◎
【参考】風邪以外の病気でも応用できます
熱が出るのは風邪の時だけではありません。
- インフルエンザ
- 突発性発疹
- 新型コロナ
- 溶連菌
- プール熱(アデノウイルス)
- 中耳炎
↑このような、症状の1つに”発熱”がある病気になったときも参考にしてください。
大人でも、熱があるときって食欲無くなりますよね…
無理矢理は避け、野菜ジュレのように頼れるものに頼って乗り切りましょう!
【症状②】喉が赤い(腫れている・痛い)場合
病院で「喉が赤い」「喉が腫れている」と言われた場合は、
とろみ付けと人肌程度の温度がポイントです。
とろみを付けたもの
喉が痛そうなときは、とろみを付けたものだと喉通りが良いのでおすすめ。
汁物やスープも、そのままではなく片栗粉でとろみをつけたり
市販の離乳食用のとろみのもとを使うと、作り置きのスープなどに簡単にとろみが付けられて便利です。
のど越しが良いという点でも、↑の「消化の良いもの」で紹介した万能ポタージュスープはおすすめです。
人肌のもの
喉の赤みや腫れがある場合は、冷たすぎたり熱すぎたりするものはNG。
温度は「人肌程度」が喉への刺激も少なくなります。
カレーなど、刺激が強めな料理も避けた方が良いです。
特に月齢が低い赤ちゃんは、温度にとても敏感なので
大人が感じる「ちょうど良い温度」よりも、もう1段階ぬるめに調整してあげましょう。
【症状③】咳がひどい場合
咳がひどい場合は、
温かいもの、喉を潤すものというのがポイントです。
温かい食べ物
温かい食べ物は、気管支を広げて呼吸を楽にしてくれます。
のどが腫れて痛い場合を除き、咳が続く時の食事は温かい食事を用意してあげましょう。
喉を潤すもの
とろみをつけたスープや汁物など喉を潤すようなものも、咳の症状を楽にします。
特に「くず湯」はとろみが独特で、喉をゆっくり通るので喉を潤す効果には期待大!
くず湯は片栗粉より冷めてもとろみが弱くなりにくく、それ自体に身体を温める働きがあるので
咳がひどいときはもちろん、風邪全般に適していると言えます。
- お砂糖を少し加えたシンプルな「くず湯」
- りんご(ジュースやすりおろし)を加えた「りんごくず湯」
- 牛乳やフォローアップミルクを加えた「ミルクくず湯」
など、味のバリエーションも付けられます。
大人は生姜を加えた「しょうがくず湯」もおすすめ!身体がポカポカになりますよ。
くず粉は離乳食やスープなどのとろみ付けにも使えるので、実は常備食材としても大活躍。
↓ちなみに筆者はこちらのくず粉をよく使います。
子どもは咳のし過ぎで吐いてしまうこともよくあります。
また、咳は肺炎や百日咳などに関連していることもあるので軽く見ないようにしましょう!
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、子どもが風邪を引いた時の症状別の食事ポイントについて解説しました。
病院では、食内容までは細かく説明してくれないので
こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
早く風邪が治りますように!