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こんにちは!ドラッグストアで働く管理栄養士、みつママです。
筆者は2人の男の子のママですが、つくづく感じたのは
子どもってしょっちゅう風邪を引く!ということ。
お盆休みや年末年始など、病院が一斉に休診の期間に体調を崩してしまうこともありますよね…
休診日じゃなくても、鼻水だけだったり微熱が出たなど症状が比較的軽い場合は
受診した病院で他の病気に感染しないかが心配で、受診すべきなのか悩むことも。
まさに我が家がそんな感じです…
そんなときに便利なのが「市販薬」ですが
色々種類があって、どれを選んだらいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、現役ドラッグストア店員の筆者が
普段のリアルな接客を通して学んだことをもとに、子供の市販薬の選び方のコツや迷った時の対処法など
子供の市販薬に関するポイントを解説していきたいと思います!
店頭でよく相談されるお悩みは、実はみんな同じようなものだったりするんです!
★あわせて読みたい→子供がよく風邪を引く…対策はR-1ヨーグルト!2歳児からR-1を食べ続けた息子の成長記録
結局知りたいのは「子供の市販薬で一番効くのはどれ?」ということ
子供が風邪を引いてしまって…一番効くお薬はどれですか?
普段よくある相談がこんなこと。
子供の風邪症状は見ているのも辛いし、早く症状を抑えて楽にしてあげたいですよね。
筆者も親なので、気持ちはよく分かります…!
でも結論から言うと、どんな風邪症状にも効く特効薬・最強の万能薬!という薬はありません。
「よく効くかどうか」というのは、要するに
その子の特に辛い症状に対応できる市販薬なのかどうか、ということなのです。
ポイントは「症状に合わせた市販薬」を選ぶこと
それを踏まえて、子供の風邪を市販薬・その他ドラッグストアで購入できるもので対応する場合の症状別の例はこちら↓
- 熱が高くて心配→解熱剤、経口補水液
- 咳が出る・呼吸が苦しそう→咳止め、ヴィックスべポラップなどの軟膏剤
- 鼻水鼻詰まりが辛そう→鼻炎薬、鼻吸い器
- 2つ以上の症状があり全て気になる→総合感冒薬すわなち総合風邪薬
このように、風邪=風邪薬(総合風邪薬)一択!というわけではなく
ひどい症状がある場合はその症状に合わせた市販薬で十分対処できる場合もあるんです。
総合感冒薬は、言わば広く浅くいろんな成分が入っている薬。
極端に言うと、平熱なのに解熱成分は必要無いし
咳が出ていなければ咳止め成分も必要無いという考え方です。
病院で処方される薬も、風邪であれば対症療法がキホンです。
★あわせて読みたい→【管理栄養士が解説】子どもが風邪のときの食事…熱や咳がある場合どうする?症状別の食事ポイント
もちろん、つらい症状がいくつかある場合や
これから他の症状が出てくるのが心配なら、総合感冒薬を選ぶのがベターです。
病院の処方薬とドラッグストアで買える市販薬の違いは?
病院の薬=強い薬、市販薬=弱い薬という、なんとなくのイメージを持っていませんか?
ドラッグストアでの接客の中でもよく言われるのですが、一概にそうとは言えない場合もあります。
病院で処方される薬は市販薬に比べて扱うことができる種類が多く、
医師がその人の症状や体質・体調に合った薬をピンポイントで処方できますが
市販薬は、薬剤師・登録販売者のアドバイスなどをもとに
基本的には既に製品として出来ている薬をその人が自分で選ぶ、という違いがあります。
とうわけで結果的に、きちんと医師の診察を受けた上で処方された薬の方がマッチしやすいんですよね。
受診or市販薬で様子見?迷ったときの対処法
ここまで市販薬を選ぶコツについて解説してきましたが、
急な体調不良に動揺し、慌ててドラッグストアに駆け込んだ…という人も多いです。
迷ったら悩まずに、気軽に薬剤師や登録販売者に気軽に相談してくださいね!
状況によっては、市販薬を紹介できずに受診を勧める場合もありますが
ドラッグストアの良いところは、受診までの間に、脱水が心配であれば経口補水液をお勧めするなど
薬以外のもので養生法を提案することも可能です。
さらにここから、受診すべきか?市販で様子を見るか?
迷ったときの対処法を解説します!
まずは専門機関を頼ろう
しかしながら、あくまでドラッグストア店員は
当たり前ですがお医者さんではないので「診断」はできません。
市販薬で様子を見て良い症状なのか?というのを全て見分けるのは
正直、ドラッグストアでは断言できないということです。
緊急性があるかどうかは、専門機関に確認するのが鉄則です。
- 休日当番医や休日夜間救急外来に電話で相談
- キッズドクターなどの無料相談アプリを活用
- 小児救急電話相談「#8000」を活用
さらに筆者の子どもたちのかかりつけ小児科の例では、
診療終了時間を過ぎても、かかりつけ患者に関しては20時までなら電話相談の対応可能という取り組みがあったりします。
そういった時間外の対応についてもかかりつけに確認し把握しておけば、いざというときに安心ですよね!
専門機関に相談の上、「市販薬で様子見OK」と判断された場合にドラッグストアへ相談するのがスムーズだし安心です。
子供の病気に関する本を1冊に絞って常備
また筆者の場合、子供の体調不良のときの対処法をネットで検索すると余計に分かりづらくなってしまったり
さらに時間によっては専門機関への電話も繋がりにくいこともよくあります。
そんなときは、常備しておいた本を活用することも多いです。
こちらの「はじめてのママ&パパの0~6才病気とホームケア」を購入しました↓
子供の体調不良をフローチャートで確認でき、対処法や考えられる病気なども詳しく解説しているのでとても便利。
筆者の場合は情報が多すぎると混乱してしまうので、あえて1冊に絞っていますが
いずれもこの本に関しては1冊は持っておきたい程、子供の病気に関して網羅している内容になっているのでおススメです。
ネット通販を活用して外出の負担を軽減
病院に行くにはもう少し様子を見たい、
でも咳や鼻水が酷そうだから薬を飲ませたい!という場面などに活用できる市販薬ですが…
薬を買いたいけど、ワンオペ中で体調不良の子供を連れて出かけるのは難しい…どうしたら良いの~?!泣
↑こんな状況、よくありますよね。
そんなときに「一番つらい症状を楽にできるような薬を選ぶ」というポイントを知っておけば、
もしお店に出かけるのが難しい場合、ネット通販を利用するのも便利。
体調不良の子どもを連れて買い物に行けないとき、通販はとっても便利ですよね!
私はいつもオムツなどの日用品もついでに買ってしまいますw
子供の市販薬について…注意点は?
実際に接客していてよく聞かれることをもとに、子供の市販薬についての注意点を紹介します。
子供の市販薬について、意外と多いのがこんな間違った認識です↓
この薬1歳からって書いてあるんですけど、うちの子あと数週間で1歳になるからもう飲ませて大丈夫ですよね?
4歳の子供なんですけど、小学生に間違えられるくらい体格がいいから7歳からの量で飲ませないと効かないですよね…
どちらもNGですよ~!汗
※大丈夫!って言う薬剤師・登録販売者はいないはず…
市販薬は、年齢相応の身体の代謝機能を設定して作られています。
それをきちんと守らないと、薬の作用が強く出過ぎてしまったり副作用のリスクも高くなってしまいます。
いくらもうすぐ飲める歳だったり体格が良くても、用法・容量の年齢基準はきちんと守るのが鉄則です!
★あわせて読みたい→【体験談】子どもの薬を飲みやすくするお助けアイテムまとめ!混ぜると飲めたのはアイスやプリンだけじゃなかった
まとめ
このように、ポイントを押さえれば市販薬を選びやすくなりますよね。
子供の体調不良は突然に…
お盆休みや年末年始などの大型連休、病院の休診期間に備えて
休日当番医の確認と市販薬の選び方のポイントはしっかり押さえておきましょう!
子供の市販薬を選ぶときの参考にしてくださいね。