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赤ちゃんの成長には個人差がありますが
分かっていても、いざ乳児健診で指摘されてしまうととても不安になりますよね。
筆者の次男は、首すわり~寝返りまでは順調だったのですが
- お座りができたのが生後10ヵ月後半
- 1人で歩けたのが1歳7ヵ月を過ぎてから
という、かなりゆっくりペースの成長具合。
生後9ヶ月で受けた乳児健診で引っかかり、大きな病院に紹介状まで書かれ
つい最近まで、こども総合病院の神経科とかかりつけの小児科に通院していました。
(結論から言うと、そのゆっくり発達は病的なものではなく個人差の範囲でした。)
今回の記事では、そんな次男が引っかかってしまった生後9ヵ月健診の内容や、紹介先の病院を受診したときのことを共有したいと思います!
長男がどちらかというと成長発達が早い方だったので、
成長スピードが全く違う次男への心配は尽きませんでした。
9~10ヵ月健診について
まず、次男が引っかかってしまった生後9~10ヶ月健診についてまとめてみました。
受ける時期や場所は、住んでいる地域によって異なるので
乳児健診のスケジュールや概要を余裕をもって確認しておきましょう。
いつ受ける?
健診を受ける時期は、生後9ヶ月~10ヵ月の間である場合がほとんどのようです。
どこで受ける?
住んでいる地域によりますが、
- 保健センターなどで集団健診
- 健診を実施している病院で個人健診
ほとんどがどちらかのパターンになります。
筆者が住む自治体は「2」だったので、次男はかかりつけの小児科へ健診を受けに行きました。
ちなみに筆者の地域の場合、健診時期が「8~9ヶ月健診」と設定されていたのですが
当院では、生後9ヶ月に入ってからの健診を推奨しています。
と、かかりつけ小児科から言われていたので
次男が生後9ヶ月を過ぎて1週間後くらいのタイミングで予約を入れておき、健診を受けました。
病院で受ける場合は健診を受ける時期を予め相談・確認しておくとスムーズだと思います。
【体験談】次男が受けた生後9ヶ月時の健診
というわけで、次男生後9ヶ月で実際に健診を受けに行きました。
簡単にまとめると、このようなことをひとつずつ確認されました↓
- 身長・体重・頭囲などの測定→成長曲線に沿っているか確認
- お座り・ハイハイ・つかまり立ち・手指の使い方など運動面の確認
- 喃語の状況・しゃべれる言葉の確認
- 離乳食やミルクなど食事・栄養状態の確認
- 予防接種の進み具合の確認
持参した問診表に沿って聞き取りがありました。
そして結論から言うと、筆者の次男は運動面の発達で引っかかってしまいました…
具体的に解説します。
×が付いた項目①お座りができない
座らせようとしても、折り畳み携帯のように腰からふにゃ~っと前に倒れてしまう次男。
本来なら生後6ヵ月くらいでできるはずの「両手を前に付いて座る」というのも、本当にたまにできるくらいだったということで
「坐位」の項目で×が付き、母子手帳にも特記されてしまいました。
ちなみに生後10ヶ月を過ぎても、自力でお座りは全くできませんでした。
×が付いた項目②パラシュート反射が出ない
さらに、この時期の健診の確認項目である「パラシュート反射」も出ませんでした。
次男がパスできなかった「パラシュート反射」とは↓
パラシュート反射とは、生後半年から10か月程度であらわれる無意識的な反射の1つで、両わきを支えるよう体を持ち上げ、突然前方向に頭を傾けさせたときに、自然とバランスを取るかのように赤ちゃんの両腕が前に出る反射のことです。
出典:マイナビ保育士運営情報サイト「ほいくらし」より
パラシュート反射が出ない場合、神経機能の異常が疑われるそうですが
- 個人差があり、1歳くらいまでに出現すれば問題なし
- 健診の時に人見知りや病院を怖がって大泣きしてしまっていたので通常の状態ではなかった
こういったことから、ここは大きく心配する必要はないということでした。
運動発達が3~4ヵ月遅れ…1ヶ月後フォロー健診に
という訳で、結果的に「運動面の発達が3~4ヵ月遅れている」という診断になりました。
お座りは、最終的に立って歩くまでに重要な成長過程なんです。
来月まで様子を見て、場合によっては大きい病院に行って検査が必要になるかもしれません。
神経や筋肉の病気が隠れている場合があるので、注意深く経過を診ていきましょう。
先生の言葉に不安になり、表情が曇っていた私を見て
看護師さんが励ましてくれました。
結局、急にお座りできちゃいました!っていう場合がほとんどだから心配いらないよ!
お座りの練習をしながら、赤ちゃんを信じて待ちましょ。
その後、バンボに座らせる・飛行機ブーンの遊びなど体幹を鍛える方法を指導されて健診は終了となりました。
看護師さんの優しさに少し落ち着きました…
お座りの練習については関連記事を参考にしてくださいね。↓
★あわせて読みたい→【体験談】赤ちゃんのお座り練習は必要?カリブのベビー椅子が使える!お座りが遅かった息子が実践したこと5選
まだ座れない…生後10ヵ月時のフォロー健診
しかし、お座り練習の頑張りもむなしく
結局1ヶ月後までに自力でお座りをすることはできず、大きい病院を受診することになりました。
県内の大きい病院の神経科へ紹介状を書かれる
ちなみに生後10ヵ月を過ぎたこの時も、パラシュート反射はまだ出ませんでした(検査時に大泣きしてたのもあるかもですが)。
紹介状を書かれた先は、県内の小児専門総合病院の「神経科」。
頭をよぎったのは、生後7ヵ月頃から検索魔になり、よく目にした脳性麻痺や低緊張。
不安で泣きそうになっていたところ、先生は次男を丁寧にと診察してくださった上で
今回は、あくまで念のための紹介状です。
次男君を見る限り、ただ発達が遅いだけだと思うんです。
はっきりと検査をしたわけではないので断言はできないんですが、目もしっかり合うし精神的な発達は問題が無さそうだし…神経や筋肉の病気があるようには見えないんですよ。
今までたくさんのお子さんを診てきた上で、そう感じるんです。
だからお母さん、あまり思い詰めなくても大丈夫!
こんなことを言われ、当時の私はとっても救われました。
結果的に本当に病気は無く、発達ゆっくりなだけだったので
お医者さんの「勘」って、侮れないもんだなぁとひしひしと感じました。
シャフリングベビーの可能性
そんな中、次男の脇を支えて持ち上げて床に足を付けようとしても足を引っ込めて床に付けたがらない
というところに着目した先生の見立てでは
次男は「シャフリングベビー」なのかもしれない、ということでした。
すっかり検索魔になっていたので、その言葉はよく目にしていましたが
シャフリングベビーって実際は認知度が低いかも?と感じています…
関連記事に詳しくまとめているので、参考にしてくださいね!↓
★あわせて読みたい→【体験談】赤ちゃんの発達が遅いのは病気…?心配しないで!定型発達のシャフリングベビーを知ろう◎
紹介先のこども総合病院を受診するまでの過程
かかりつけ小児科から帰宅後、すぐに紹介先の病院へ予約の電話を入れましたが
神経科はかなり混んでいるということで、なんと予約できる最短の日付が1ヶ月も先!
かかりつけに確認し、緊急な状態ではないので問題ないという返事だったので
戸惑いつつも最短の日付で予約をしました。
紹介先の病院を受診できるまでの期間が長くなてしまう場合は、
緊急性があるかどうかを紹介元の病院に確認するのが安心だと思います。
待機期間に急に1人で座れた!マイペース次男
かかりつけ小児科で勧められたお座りの練習をしながら、
紹介先の病院の受診日が迫ってきたころ…
…急に座れてしまいました(笑)
なんとも嬉しい予想外の出来事でした!!
やっと受診できた神経科
急にお座りができた日から約1週間後、ようやくこども総合病院の神経科へ行く日になりました。
受診までの間にお座りができたとはいえ、
私はてっきり、脳波の測定やCT撮影などの検査があるかもしれないという心構えでいたのですが
その日に次男が受けたのは
- 細かい問診
- 触診(関節部分や手足を触って反応が出るかを確認)
- 念のための血液検査
これだけでした。
かかりつけの先生と同様、神経科の先生も次男の様子を見ただけでしたが
次男君を見るかぎり、明らかに脳とか神経、筋肉の病気があるようには見えないわよ!
問診や触診しても大きな問題は無さそう。詳しい検査も必要ないですね。
発達ゆっくりなマイペースな子なんだね~。
正直、詳しい検査をするための紹介状じゃないのか…?!と思ったりもしたのですが
先生に「検査の必要なし」と言われてしまっては、もうそれを信じるしかありません。
でもモヤっとしたままは嫌なので本当に検査をしなくて大丈夫か食い下がり(笑)、
- 簡単に足が耳に届くくらい身体が柔らかい
- 向き癖が強い
- ズリバイの仕方に左右差がある(片足を引きずる、片腕しか使わない)
こういった、お座り以外の気になる点も伝えていたのですが
それに対し先生は…
確かに身体は柔らかいけど、病的な柔らかさじゃないですよ。
向き癖やズリバイの左右差も、無意識じゃなく意識がはっきりしていてやっているなら癖みたいなものだから問題なし。
今日の時点でお座りが全くできていなかったら検査をするつもりだったけど、
見た感じもうしっかり座れているので大丈夫!
また1ヶ月後に経過を見せてね。
そう言われてやっと、私はひとまず安堵することができました。
次男の現状とまとめ
こうしてかかりつけ小児科とこども総合病院へ毎月通院し経過を診ていく中で
次男のお座りはすっかり安定し、
つかまり立ち→伝い歩き→ハイハイを経て
1歳7ヶ月を過ぎたある日から、1人で歩けるようになりました!
もうすぐ1歳8ヶ月を迎える今では、5メートル以上もスタスタと歩けており
毎日歩く距離や速度がぐんぐん伸びてきています。
この記事で紹介した経験を踏まえて、
9~10ヵ月の乳児健診は赤ちゃんの成長・発達はもちろんですが
病気や発達遅延など、あらゆる可能性を見立てて早期治療や療育に繋げる大切な機会
ということが分かった筆者でした。
この記事が、これから健診を控えている人や経過観察中の人の
不安や疑問の解決の手助けになれれば嬉しいです!
★あわせて読みたい→【体験談】子供が1歳半を過ぎても歩かない…発達ゆっくり息子の成長記録と母の心境まとめ②